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理系大学生は、ただ授業を受けるだけではありません。
実験、レポート、計算、プログラミング、発表資料の作成など、日常的にやることが非常に多いのが特徴です。
そのため、入学前後に「とりあえず必要そうなもの」を適当にそろえるのではなく、本当に使うものを優先して準備することが大切です。
特に理系では、持っているかどうかで授業のやりやすさや課題の効率が大きく変わります。
この記事では、理系大学生が入学後に買っておくと困りにくいものを、実際の使いやすさを重視して紹介します。
授業だけでなく、実験やレポート、試験対策まで見据えて、できるだけ具体的にまとめました。
まず結論:9つの早見表
先に全体像です。入学前にそろえる必要があるのは、実は3つだけです。残りは入学してから、自分の学科のやり方を見てから買っても間に合います。
| # | アイテム | おすすめ度 | 買う時期 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ノートPC | ★★★★★ | 入学前 | 15〜20万円 |
| 2 | 関数電卓 | ★★★★★ | 入学後(学科の指定を確認してから) | 5,000〜30,000円 |
| 3 | モバイルバッテリー・充電器 | ★★★★★ | 入学前 | 4,000〜10,000円 |
| 4 | イヤホン・ヘッドホン | ★★★★☆ | どちらでも | 5,000〜30,000円 |
| 5 | プリンター | ★★★★☆ | 入学後(実験が始まってから) | 10,000〜25,000円 |
| 6 | タブレット | ★★★☆☆ | 入学後(必要性を見てから) | 60,000円〜 |
| 7 | 手帳 | ★★★☆☆ | 入学後すぐ | 1,500〜3,000円 |
| 8 | 折りたたみ傘 | ★★★☆☆ | 入学前 | 2,000〜6,000円 |
| 9 | 腕時計(アナログ) | ★★★☆☆ | 入学後(前期試験までにあればOK) | 3,000〜15,000円 |
入学前に買っておきたいのは、ノートPC・充電器まわり・折りたたみ傘の3つです。この3つは入学初日から使います。
逆に、関数電卓とプリンターを先に買うのはおすすめしません。学科によって指定機種があったり、そもそもレポートが全部オンライン提出だったりするからです。私の周りでも、入学前に張り切って買って無駄になった人がいます。
なお、関数電卓の価格に幅があるのには理由があります。5,000円あれば一通りの計算はできますが、私は3万円ほどの高性能なモデル(グラフ関数電卓)をおすすめしています。理系は関数電卓を4年間、かなりの頻度で使うからです。
そして、買わなくてよかったものもあります。こちらは記事の後半で正直に書きました。
この記事を書いた人
管理人まぐろ:
早稲田大学 某理工学部 在学。
西早稲田キャンパスに通う。
1. ノートPC
おすすめ度:★★★★★
利用頻度 :★★★★★
理系大学生にとって、ノートPCは最優先で準備したいアイテムです。
タブレットだけでは代用しにくく、レポート作成、データ整理、グラフ作成、表の作成、プログラミング、オンライン授業の受講など、さまざまな場面で使います。
特に理系では、WordやLaTeXでレポートを書くだけでなく、Excelやで実験データを整理したり、PowerPointで発表資料を作成したりする機会も多くなります。
専攻によっては、Pythonなどのプログラミングをすることもあるため、スマホやタブレットだけではかなり厳しいです。
最近はClaude CodeのようなAIエージェントを使う場面も増えてきました。
今後もAIを活用する機会は増えると考えられるので、大学4年間を快適に過ごせるよう、ある程度余裕のあるスペックのPCを選ぶのがおすすめです。
パソコンのOSについて
OSは、専攻分野や研究室の環境によって向き不向きがあります。
ただ、特に希望がないなら、Windowsで問題ありません。
やはりWindowsユーザーが多く、大学の講義や課題でも対応しやすい場面が多いです。
一方で、デザイン系や一部の研究分野ではmacOSが使いやすいこともあります。
そのため、入学予定の学部や研究室の傾向が分かっているなら、先輩や大学の案内を確認しておくと安心です。
理系大学生向けのおすすめスペック
パソコンは、最低限動けばいいというより、少し余裕のある構成を選んだ方が長く使えます。
- CPU
最低ライン:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5(最近3〜4年以内の世代)
現実的なおすすめ:Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 - メモリ
最低ライン:16GB
現実的なおすすめ:32GB - ストレージ
最低ライン:SSD 256GB
現実的なおすすめ:SSD 512GB以上
メモリが少ないと、ブラウザ(特にGoogle Chrome)を複数開いたり、レポートを書きながら資料を見たりするだけで重くなりやすいです。
最近は、Claude CodeやCodexなどを活用してバイブコーディング(AIを活用したプログラミング手法)を行うことも多いので、PCのメモリは、多い方が望ましいです。私のPCのメモリは16GBですが、32GBがよかったなと思っています。
ただし、正直なところを書いておきます。今、メモリの価格が高騰しています。生成AIの普及でメモリの需要が世界的に急増したためです。
そのため、メモリ32GBのノートPCは20万円前後と、以前より高くなっています。決して安い買い物ではありません。
それでも32GBをすすめるのは、ここを削って16GBにしても浮くのは数万円で、そのかわり4年間ずっと重いPCを使い続けることになるからです。しかも、あとから足せません。
また、ストレージ容量が少ないと、授業資料や画像、レポートファイル、プログラム関連のデータがすぐに圧迫します。
バッテリー持ちの良さも、重要なチェックポイントです。
私の大学では教室の至る所にコンセントがありますが、すべての席で充電できるとは限りません。
万が一、講義中にバッテリーが切れてしまうと、「詰み」の状態になってしまうので注意が必要です。
また、ノートPC左右にUSBポート(下の画像を参照)が多いのが望ましいです。
プレゼンするときにプロジェクターとつなげたり、USBメモリを差し込んだりすることが多々あります。
MacのPCは薄すぎるため、USBを直接さすことができず、「USB-Cハブ」や「変換アダプター」が必要になることもあり、意外と不便なので注意が必要です。

おすすめのPCはこちら👇
大学生協が推奨するパソコンを買うべき?
大学生協が推奨するパソコンを買うべきかどうかは、人それぞれです。
判断のポイントをまとめました👇
生協PCの主なメリット
- 大学推奨スペックを確実に満たしているので、授業で動かない・使えないトラブルが起きにくい。
- 4年間保証+保険(落下・水濡れなど)付きが多く、修理費を気にしにくい。
- セットアップやトラブル時の相談窓口がキャンパス内にあり、初心者でも安心して使いやすい。
デメリット・注意点
- 同等スペックの市販PCと比べると、5〜10万円程度割高になるケースが多い。
- モデルの選択肢が限られ、軽さやデザイン、MacかWindowsかなど、自分の好みに合わないこともある。
実際に生協PCを3年使ってみて(体験談)
私自身が生協PCを使っています。ここは体験を正直に書きます。
大学3年の春学期に、故障しました。
ただ、生協の保険に入っていたので、その場ですぐに代替のPCを貸してもらえて、本体は修理に出せました。「PCが手元から消える期間がゼロ」だったのは、本当にありがたかったです。
修理にかかった実際の金額
ここが一番参考になる部分だと思うので、実際の金額を公開します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 部品代・修理費 | 約40,000円 → 0円(保険でカバー) |
| 自己負担金 | 5,000円 |
| 代替PCの貸し出し | 0円 |
| 実際に払った額 | 5,000円 |
本来4万円かかる修理が、5,000円で済みました。
これは、生協PCの割高分を判断するうえで重要な数字です。
生協PCは同スペックの市販PCより5〜10万円ほど高くなりますが、1回故障するだけで、そのうち4万円分を回収していることになります。
しかも、これは金額だけの話ではありません。市販PCが壊れた場合、メーカーに問い合わせて、送って、返ってくるまで1〜2週間。その間、代わりのPCは自分で何とかするしかありません。レポートの締切は待ってくれません。
そして周りを見ていても、毎日のようにPCを使っている人は、3年目あたりで何かしら不調が出る人がそこそこいるという印象です。ノートPCを毎日カバンに入れて持ち運び、4年間動かし続けるというのは、思っている以上にハードな使い方です。
ここから言えることは、こうです。
生協PCの価値は「壊れないこと」ではなく、「壊れたときに困らないこと」にあります。
4年間の保証と保険、そしてキャンパス内に窓口があること。この3つに5〜10万円の上乗せ分を払う価値を感じるかどうか、が判断の分かれ目です。
ただし、ひとつだけ必ず確認してほしいことがあります。メモリの容量です。
生協PCは16GB構成のモデルが多いのですが、これから4年間使うには16GBは心もとないです。生協のカタログを見て16GBしか選べないようなら、市販で32GBのPCを買うことをおすすめします。
「割高なうえにメモリも足りない」というのが、一番もったいない買い方です。
こんな人は生協PC「アリ」
- PCにあまり詳しくなく、トラブル対応を自力でするのが不安。
- 学部・学科が「このモデル推奨」「このソフト必須(Windows限定など)」と強く指定している。
- 故障時のやり取りを大学生協経由で完結させたい。
- 堅牢性の高い高性能ノート(Let’s noteなど)が必要で、多少割高でも安心を優先したい。
こんな人は市販PCも検討した方がいい
- 家電量販店やネットでスペック比較・購入が自分でできる。
- 価格重視で、同程度スペックならできるだけ安く済ませたい(市販品なら数万円安くなりやすい)。
- 持ち運び重視で、1kg前後の超軽量ノートなど、デザインやメーカーも細かくこだわりたい。
- Macが強く欲しいが、学部では「Macは条件付き可」程度の扱いで、生協モデルにこだわる必要がない場合。
実際、みんなどのPCを使っている?
「周りはどんなPCを使っているんだろう」というのは、意外と気になるところだと思います。
そこで、講義や実験で私が実際に見かける割合を、体感でまとめました。
| メーカー・ブランド | 見かける割合(体感) |
|---|---|
| VAIO | 約10% |
| Dynabook | 約10% |
| Apple(MacBook) | 5〜15%(学科による差が大きい) |
| 生協PC(Panasonic Let’s note) | 5〜10% |
| 富士通 | 5〜10% |
| NEC | 5〜10% |
| ASUS | 5〜10% |
| HP | 約5% |
| Dell | 約5% |
| マウスコンピューター | 約5% |
※あくまで西早稲田キャンパスでの、私の体感です。正確な統計ではありません。
※Lenovoは、他メーカーへのOEM供給もあって見分けがつきにくいため、この表からは外しています。
この表から分かることは、「これが定番」と言えるほど支配的なメーカーは存在しないということです。
強いて言えばVAIOとDynabookをやや多く見かけますが、全体としてはかなりバラバラで、みんな好きなものを使っています。
MacBookの割合は学科によって大きく変わります。情報系やデザインに近い分野では多く、そうでない学科では少数派です。
つまり、「みんなが使っているから」を基準に選ぶ必要はまったくありません。上で書いたスペック(メモリ32GB、バッテリー持ち、USBポートの数)を満たしていれば、メーカーは好みで決めて大丈夫です。
USBメモリーは必要?
使う頻度は高くありませんが、突然必要になることがあります。
早稲田大学の理工学部基礎実験では、USBメモリーを必ず持ってくるように指示される実験項目がありました。
おすすめのUSBメモリは👇
PC周辺機器は買うべき?



・ノートPCスタンド
・マウス
・モバイルモニター
を買って使う人はほとんどいません。
実際に使っている人の割合(体感)は、次の通りです。
・ノートPCスタンド: 約3~5%
・マウス: 約10~15% (学科によってばらつきあり)
・モバイルモニター: 見かけたことがない
無理して買う必要はありません。かさばるだけです。
2. 関数電卓
おすすめ度:★★★★★
利用頻度 :★★★★☆
関数電卓は、普通の電卓よりも高度な数学計算や科学計算ができるため、理系では非常に重要です。
授業中の計算、実験、演習、定期試験など、思っている以上に使用頻度が高くなります。
理系の試験では、関数電卓の持ち込みが認められていることが多く、逆にないと計算が進まず致命的になることもあります。
三角関数、対数、指数、分数、べき乗、統計計算など、普通の電卓では対応しにくい計算を素早く処理できるのが強みです。
大学に入ると、中学・高校の延長ではない計算を扱う機会が増えます。
そのため、関数電卓は「いつか使うもの」ではなく、最初から持っておくべき必需品と考えた方がよいです。
おすすめの関数電卓はこちら👇
3. モバイルバッテリー・充電器
おすすめ度:★★★★★
利用頻度 :★★★★★
大学生活では、スマホもPCも思った以上に電池を消費します。
授業のスケジュール確認、連絡、オンライン教材の閲覧、地図アプリ、写真撮影、レポート作成など、1日中端末を使うことが多いからです。
特に、バイトやサークルがある日、または移動が多い日には、スマホ用のモバイルバッテリーがあると安心感が違います。
「あと少しで帰れるのに電池が切れた」という事態は避けたいところです。
また、大学のキャンパス内や図書館で充電できる環境があるなら、こまめに充電しておくのも大事です。
充電器は、できれば充電速度の速いものを選んだ方が使いやすいです。
USB-C対応のものや、複数端末を同時に充電できるものがあると便利です。
理系大学生は、長時間キャンパスにいることが多いので、スマホの電池切れは意外と大きなストレスになります。
充電環境は軽視せず、早めに整えておくのがおすすめです。
おすすめモバイルバッテリー👇
おすすめ急速充電器
4. イヤホン・ヘッドホン
おすすめ度:★★★★☆
利用頻度 :★★★★☆
イヤホンやヘッドホンは、大学生活にかなり役立ちます。
特に、図書館などの静かな場所でオンデマンド授業(映像授業)を受けるときには、ほぼ必須です。
また、通学中に音声教材を聞いたり、休憩中に音楽を聴いたりするのにも使えます。
オンライン授業やグループワークがある場合にもあると便利です。
イヤホンとヘッドホンのどちらを選ぶかは好みですが、長時間使うなら装着感も重要です。
持ち運びやすさを重視するならイヤホン、静かな環境で集中したいならヘッドホン、というように使い分けてもよいでしょう。
5. コピー機・プリンター
おすすめ度:★★★★☆
利用頻度 :★★★☆☆
理系では、レポートや授業資料を印刷する機会が意外と多いです。
毎週の実験でWordで作成したレポートを印刷して提出する科目や、事前に印刷したレジュメを持ち込む授業もあります。
コンビニ印刷でも対応はできますが、毎週何十枚も印刷するとなると、コストも手間もかなり大きくなります。
急に印刷が必要になったときに、近くにコピー機があるかどうかでかなり違います。
自宅にプリンターがあると、課題提出前の確認や、授業前の資料印刷がかなり楽になります。
インク代や紙代はかかりますが、大学生活全体で考えると十分元が取れる場合があります。
レポート提出が多い学部なら、かなり優先度の高いアイテムです。
おすすめのプリンターはこちら👇
6. iPadのようなタブレット
おすすめ度:★★★☆☆
利用頻度 :★★★★☆
タブレットは、理系大学生にとってかなり便利なアイテムです。
授業のレジュメにそのまま書き込めるため、紙を大量に持ち歩く必要がなくなり、資料をきれいに整理できます。
特に、PDF教材が多い授業では、タブレットがあると勉強の効率が上がります。
板書の写真を撮るよりも見返しやすく、ノートアプリを使えば検索もしやすいです。
ただし、PCの代わりにはなりません。
レポート作成やプログラミング、細かいファイル管理などは、やはりノートPCが必要です。
そのため、タブレットは「便利な補助ツール」と考えるのが現実的です。
大学生らしいスマートな印象がありますが、PCと一緒に持ち歩くと荷物は重くなります。
すでにiPadを日常的に使っている人にはとても相性がよいですが、無理に最初から買う必要はありません。
私の所属する学科では、普段からiPadを使っている学生は3〜5割ほどという印象です。
便利ですが、必須ではない、という位置づけです。
iPadの種類に迷った場合は、こちらのAmazonページを下にスクロールすると、比較画像を見れます。
Apple Pencilの買い忘れに注意
iPadだけ買って満足していませんか?
iPadを購入してもApple Pencilは自動的には付いてきません。
Apple Pencilは「別売りのアクセサリ」という扱いなので、必要であればiPad本体とは別に購入する必要があります。
iPadのモデルによって、対応しているApple Pencilの種類が異なります。間違ったものを買うと使えないため、購入前に必ず確認しましょう。
上で紹介したiPad (A16)に対応しているApple Pencilは、
Apple Pencil(第1世代)とApple Pencil (USB-C)です。
7. 手帳
おすすめ度:★★★☆☆
利用頻度 :★★★★☆
理系大学生は、レポート、課題、実験、試験などに追われることが多く、スケジュール管理がとても重要です。
締切を過ぎると受理されなかったり、減点されたりして、単位を落とす原因にもなります。
単位を落とさなかったとしてもGPAが低くなってしまう要因に…
理系大学生が知っておくべきGPAについての記事はこちら👇
スマホのカレンダーやリマインダーだけでも管理できると思う人は多いかもしれません。
ただ、予定や締切が増えてくると、スマホだけでは見落としやすくなったり、入力が面倒になったりします。
その結果、重要な期限を忘れてしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、月間ページと週間ページの両方がある手帳です。
月間ページで予定全体を把握し、週間ページで細かい締切やToDoを書き込むと、管理しやすくなります。
特に使いやすいのは、次のようなタイプです。
- ブロック式の月間ページ
カレンダー感覚で予定を見渡しやすい - 1日ごとの記入スペースが広い週間ページ
締切だけでなく、バイトやサークルの予定も書き込みやすい
月間ページで全体を見て、週間ページで詳細を書く。
この流れがあると、予定の抜け漏れが減り、課題管理がかなり楽になります。
【おすすめの手帳】
8. 折りたたみ傘
おすすめ度:★★★☆☆
利用頻度 :★★☆☆☆
折りたたみ傘は、普段は使わなくても、持っていると安心できるアイテムです。
大学ではキャンパス内の移動だけでも距離があることが多く、突然の雨で困る場面が少なくありません。
駅からキャンパスまでの移動はもちろん、建物間の移動だけでも雨に濡れることがあります。
そのため、軽量で常にカバンに入れておける折りたたみ傘が便利です。
大きくて重い傘よりも、毎日持ち歩きやすい軽量タイプの方が実用的です。
「今日は雨が降りそうだから持っていこう」と考えるのではなく、最初から常備しておく方が楽です。
9. 腕時計(アナログ推奨)
おすすめ度 ★★★☆☆
利用頻度 ★★☆☆☆
大学によっては、教室に時計がなかったり、チャイムが鳴らなかったりします。
実際、私の通う西早稲田キャンパスの教室に時計はないですし、チャイムもなりません。
普段は時計が無くても大丈夫ですが、試験となると話は別です。
残り時間が分からない中で、試験を受けるのは苦しいです。焦ってしまいます。
普段腕時計をしない人は、カバンに入れて持ち歩きましょう。
※スマートウォッチは試験への持ち込みが禁止されていることが多いので注意しましょう。
逆に、買わなくてよかったもの
「買うべきもの」と同じくらい大事なのが、買わなくていいものです。
入学前は不安からいろいろ買い揃えたくなりますが、使わずに終わるものも確実にあります。ここは私の失敗も含めて正直に書きます。
電子辞書 ── 私の一番の失敗
結論から言うと、理系大学生に電子辞書は不要です。
私は実際に買いました。第二外国語(ドイツ語)の学習に便利だろうと思ったからです。
ところが、大学生活を通して5〜10回程度しか使っていません。はっきり言って、買うべきではありませんでした。
理由はシンプルで、スマホの辞書アプリと翻訳で、ほぼすべて足りてしまうからです。
しかも大学の課題は、そもそもPCで作業していることがほとんどです。PCを開いている状態で、わざわざ電子辞書を取り出す動機がありません。
高校時代に「電子辞書は必需品」という感覚が染みついていると、つい買ってしまいがちですが、大学ではその前提が変わります。
電子辞書のメリット・デメリットをもっと詳しく検討したい方はこちらもどうぞ👇
なお、第二外国語そのものの選び方については、こちらで書いています👇
PC周辺機器(スタンド・マウス・モバイルモニター)
これは記事の前半、「PC周辺機器は買うべき?」のところで詳しく書きました。
結論だけ再掲すると、ノートPCスタンド(約3〜5%)、マウス(約10〜15%)、モバイルモニター(見かけたことがありません)と、実際に大学で使っている人はほとんどいません。
自宅で作業するときに欲しくなったら、そのとき買えば十分間に合います。
共通して言えること
電子辞書とPC周辺機器に共通しているのは、「高校までの感覚」や「便利そうというイメージ」で買ってしまったものだということです。
大学生活が始まれば、自分の学科で本当に必要なものはすぐに分かります。迷ったら、入学してから買う。これが一番失敗しません。
その他:実験で必要なもの
理系学部では、多くの場合「基礎実験」が必修となっており、週1回ペースで実験を行うことが一般的です。
持ち物は大学や科目ごとに指定されますが、実際に必要になるものはある程度共通しています。授業が始まってから慌てて揃えるのではなく、事前に準備しておくと安心です。
まず必須なのが、白衣と保護メガネです。
薬品を扱う実験では、安全のために着用が義務付けられていることが多く、忘れると実験に参加できない場合もあります。
次に、A4サイズのノートは実験記録用として重要です。
実験中は、その場で観察結果や数値データを書き込む必要があるため、ルーズリーフよりも1冊のノートにまとめる方が管理しやすいです。
後からレポートを書く際にも、記録が整理されていると効率が大きく変わります。
また、A4レポート用紙・ボールペン・修正テープも必須です。
手書きでレポートを提出する実験項目もあるので、レポート用紙は常備しておくと安心です。
修正液よりも修正テープの方が乾く時間が不要で、見た目もきれいに仕上がります。
片対数グラフ用紙・対数グラフ用紙・1mm方眼紙もよく使います。
実験データをグラフ化する際に必要になることがあり、指定された形式で提出を求められる場合があります。直前に探すと意外と手に入りにくいので、あらかじめ数枚ずつ持っておくと安心です。
さらに、30cm定規も地味ですが重要です。
グラフ作成時によく使います。
短い定規では対応しきれないことがあるので、30 cm定規を持っておくと便利です。
これらの実験用品は、一度揃えてしまえば長く使えるものがほとんどです。
基礎実験が始まるタイミングで一式準備しておくことで、余計なストレスなく授業に集中できるようになります。
カバンの選び方
理系大学生は、荷物の量が日によってかなり変わります。
実験がある日、専門科目が多い日、教養科目が多い日、授業が少ない日などで必要な荷物がまったく違うからです。
たとえば、実験がある日や専門科目が多い日は、ノートPCに加えて、重いテキストや実験ノート、プリントや白衣などの実験道具を持ち歩くことがあります。
そのため、大きめのリュックがあると安心です。
一方で、教養科目や第2外国語が中心の日や、授業数が少ない日は、そこまで荷物が多くない場合もあります。
その場合は、軽めのバッグや手さげで十分なこともあります。
カバン選びで大切なのは、見た目だけでなく、荷物の重さと量に耐えられるかどうかです。
毎日使うものなので、肩や背中への負担も考えて選ぶと失敗しにくいです。
理系大学生には、
- 1つの大きめリュックで統一する派
- 日によってカバンを使い分ける派
のどちらもいます。
自分の時間割や通学スタイルに合わせて、無理のないものを選ぶのがおすすめです。
結局、全部そろえるといくら?
「で、合計いくらかかるの?」という部分をはっきりさせておきます。
先に言っておくと、思っているより高いです。特に今はメモリの価格が高騰していて、PCが以前より高くなっています。ここは正直に書きます。
節約構成:約17万円
「とにかく費用を抑えたい」という場合の構成です。これでも大学生活は回ります。
| アイテム | 金額の目安 |
|---|---|
| ノートPC(メモリ16GB・市販) | 150,000円 |
| 関数電卓(標準的なモデル) | 5,000円 |
| モバイルバッテリー・充電器 | 5,000円 |
| 折りたたみ傘 | 3,000円 |
| 手帳 | 2,000円 |
| 腕時計 | 4,000円 |
| 合計 | 約169,000円 |
推奨構成:約27万円
私が実際におすすめするのはこちらです。4年間ストレスなく使えて、途中で買い直しが発生しない構成です。
| アイテム | 金額の目安 |
|---|---|
| ノートPC(メモリ32GB) | 200,000円 |
| 関数電卓(fx-CG50などの高性能機) | 30,000円 |
| モバイルバッテリー・充電器 | 5,000円 |
| 折りたたみ傘 | 3,000円 |
| 手帳 | 2,000円 |
| 腕時計 | 4,000円 |
| イヤホン・ヘッドホン | 15,000円 |
| プリンター | 15,000円 |
| 合計 | 約274,000円 |
ここにタブレット(iPad + Apple Pencil)を足すと、さらに8万円前後が上乗せされ、合計は35万円ほどになります。
削るなら「PCと関数電卓以外」から
表を見て分かるとおり、費用の8割以上はノートPCと関数電卓の2つです。
そして、この2つこそ削ってはいけないものです。理由はどちらも同じで、4年間ずっと、ほぼ毎日使うからです。
- ノートPC:メモリは後から足せません。安く済ませても、動作が重いまま4年間を過ごすことになります
- 関数電卓:安いモデルでも計算はできますが、実験のたびに手間がかかります。グラフや最小二乗法が一発で出せるかどうかで、実験レポートにかかる時間がまったく変わります
予算を抑えたいときに削るべきなのは、タブレット・プリンター・イヤホンです。この3つは、必要になってから買っても遅くありません。
ほかにかかるお金
持ち物以外にも、意外とお金がかかります。合わせて見込んでおいてください。
- 実験用品(白衣・保護メガネ・ノート類):1万円前後
- 教科書代:学期あたり1〜3万円
- 生協PCを選ぶ場合の上乗せ:5〜10万円(ただし4年間の保証・保険込み)
まとめ
理系大学生は、文系学生に比べて、授業だけでなく実験やレポート、計算、発表準備などに多くの時間を使います。
そのため、大学生活を快適にするには、見た目よりも実用性を重視した持ち物選びが大切です。
特に重要なのは、ノートPC、関数電卓、充電器、モバイルバッテリーです。
このあたりは、理系大学生の土台になるアイテムといってよいでしょう。
そのうえで、タブレットや手帳、プリンターなどを追加すると、勉強や課題の効率がさらに上がります。
大学生活は、最初の準備でかなり快適さが変わります。
入学後に「これをもっと早く買っておけばよかった」と後悔しないためにも、自分の学部や専攻に合わせて、必要なものを早めにそろえておくのがおすすめです。
新入生が入学前に読んでおくと得する記事
持ち物以外にも、入学前に知っておくと差がつくことがあります。同じ理系大学生の視点でまとめた記事を置いておきます。
入学直後につまずきやすいこと
1年生の成績は、研究室配属・院試・就活まで効いてきます。入学前に知っておくべき最重要事項です👇
理系が最初につまずくのが大学数学です👇
履修登録は入学直後にあります。第二外国語は早めに考えておきましょう👇
最初の定期試験の前に、これだけは読んでおいてください👇
大学生活を効率化する
レポートや調べ物の効率が大きく変わります👇
関数電卓の選び方は、こちらで詳しく解説しています👇
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早めに動くと差がつくこと
TOEICは1年生から始めるのが一番ラクです👇
運転免許を取る時間があるのは1〜2年生のうちです👇
受験参考書は、今が一番高く売れます👇
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この2つを組み合わせれば、
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下の記事では、その仕組みと活用法を 初心者でもわかりやすく 解説しています。













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