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京大オープンと京大実戦のA判定ラインが何点なのか、そして冊子掲載は何位から載るのかをまとめた記事です。
2023年度に京大工学部(理工化学科)志望で受けたときの成績表に、判定ごとの得点帯と合格ラインの数値がそのまま載っていたので、表に起こして公開します。
なお、個人が特定されないよう、私自身の国語の点数と合計点は伏せています。判定ラインの数値そのものは成績表に印刷されている値なので、そちらは加工していません。
京大オープンのA判定ラインは何点?(2023年度・工学部)
京大オープンの成績表には「評価別人数」という欄があり、志望学科ごとに「どの得点帯に何人いて、どの評価になるか」が印刷されています。そこから読み取ったA〜D判定のラインがこちらです。
第1回 京大オープン(夏)の判定ライン
| 評価 | 理工化学科(前期) | 物理工学科(前期) |
|---|---|---|
| A判定 | 348点以上 | 388点以上 |
| B判定 | 287〜347点 | 351〜387点 |
| C判定 | 243〜286点 | 311〜350点 |
| D判定 | 242点以下 | 310点以下 |
第2回 京大オープン(秋)の判定ライン
| 評価 | 理工化学科(前期) | 物理工学科(前期) |
|---|---|---|
| A判定 | 338点以上 | 378点以上 |
| B判定 | 302〜337点 | 343〜377点 |
| C判定 | 264〜301点 | 308〜342点 |
| D判定 | 263点以下 | 307点以下 |
秋のほうがラインが10点ほど下がっています。ただし理工化学科の志望者数は夏の220人から秋は301人に増えているので、「秋のほうが判定を取りやすい」という単純な話ではありません。
なお京大オープンにE判定はありません。Dが最低評価です。
京大実戦のA判定ライン(合格ライン偏差値)
京大実戦(駿台)の成績表には、合格ラインが偏差値で直接書かれています。京大オープンが得点で示すのに対して、実戦は偏差値で示す形式です。
| 評価 | 第1回(夏) 理工化 | 第1回(夏) 物理工 | 第2回(秋) 理工化 | 第2回(秋) 物理工 |
|---|---|---|---|---|
| A判定 | 58.9 | 61.4 | 57.2 | 62.2 |
| B判定 | 55.4 | 57.9 | 53.9 | 58.9 |
| C判定 | 51.2 | 54.4 | 50.3 | 54.9 |
| D判定 | 46.2 | 50.2 | 46.4 | 50.3 |
| 私の偏差値 | 59.5 | 59.5 | 61.8 | 61.8 |
判定の定義も成績表に明記されていて、A=合格可能性80%以上、B=60%以上です。
共通テストと合わせた「ドッキング判定」のラインはこちら。
| 評価 | 第1回(夏) 理工化 | 第1回(夏) 物理工 | 第2回(秋) 理工化 | 第2回(秋) 物理工 |
|---|---|---|---|---|
| A判定 | 551 | 581 | 548 | 602 |
| B判定 | 506 | 536 | 505 | 559 |
| C判定 | 452 | 490 | 459 | 509 |
| D判定 | 392 | 437 | 413 | 454 |
| 私の得点 | 547 | 547 | 588 | 588 |
二次型ではA判定でも、ドッキングではB判定に下がることがあります。共通テストの出来で判定が変わるので、二次型の判定だけを見て安心しないほうがいいです。
なお京大実戦は駿台が実施する模試で、この秋の成績は駿台の最上位クラス「EX演習コース」の認定判断にも使われています。私が現役時に受け取った認定チラシの中身と、認定の目安はこちらにまとめました👇
浪人時の成績上昇🚀の背景
正直、自分でも驚くような結果が出ました。
判定は A判定、そして冊子掲載もされました。
「浪人したから一気に伸びたんじゃないの?」と思うかもしれません。
でも実際には、いきなり成績が伸びた理由は現役時にもありました。
現役の夏までは、京大模試での成績は正直パッとせず…。
「このままじゃまずい」と思って取り組んだのが、Z会の志望大学別講座(京大コース)でした。
京大特有の問題の考え方や答案の書き方・組み立て方を徹底的に練習できたおかげで、秋以降から模試の手応えが少しずつ変わっていったんです。
残念ながら現役時には合格まであと一歩届きませんでしたが、そのとき培った基礎力が浪人時に一気に実を結びました。
だからこそ、もし現役で「成績が伸び悩んでいる」と感じている人には、今から発想力や答案力を鍛えられる環境が絶対に必要です。
講座の詳しい情報や実際に受講した私のレビューはこちら👇
講座の中身は資料を取り寄せるのが一番早いです。資料請求は無料で、教材見本と京大コースの案内が届きます。
京大オープンの冊子掲載は何位から載るのか
京大オープンでは成績優秀者が冊子に掲載されます。掲載の基準は学部・学科によって大きく変わります。
上位5名までしか載らない学科もあれば、上位20名程度まで載る学科もあります。学科の定員に応じて掲載数が決められているようで、入学定員が多い学科ほど冊子に載る人数も多くなります。
つまり「何点取れば載る」という全学科共通のラインはありません。自分の志望学科の定員と、その学科の第1志望者数を見ておおよその位置を考えるのが現実的です。
| 模試 | 理工化学科の志望者数 | うち高卒(浪人) | 学科の定員 |
|---|---|---|---|
| 第1回 京大オープン(夏) | 220人 | 78人 | 225人 |
| 第2回 京大オープン(秋) | 301人 | 94人 | 225人 |
判定でいうと、少なくともA判定は前提になります。上の「A判定ライン」の表が最低限の目安です。
私自身も2023年度の京大オープンで、第1回・第2回ともに理工化学科で冊子掲載されました。ただし前述のとおり掲載人数は学科ごとに違うので、同じ順位でも学科が変われば載らないことがあります。
そして、その冊子掲載された年の入試で、私は不合格になりました。
A判定と冊子掲載がなぜ当てにならなかったのか、原因はこちらにまとめています👇
京大オープンと京大実戦、どちらが判定は厳しいか
同じ年に両方を受けた感覚でいうと、京大オープンのほうが判定は甘めでした。オープンは良問が多く得点しやすい一方、京大実戦のほうが本番に近い出題で点が伸びにくい印象です。
実際、同じ時期の判定でも実戦のほうが辛く出ています。どちらか一方しか受けられないなら、本番の手応えを測る目的では実戦、分野ごとの弱点を洗い出す目的ではオープンが向いていると思います。
実際の成績(京大模試4回分)
ここからは、上のラインに対して実際にどんな成績だったかの記録です。
| 模試 | 理工化学科(第1志望) | 物理工学科(第2志望) |
|---|---|---|
| 第1回 京大オープン(夏) | A判定 | B判定 |
| 第1回 京大実戦(夏) | A判定 | B判定 |
| 第2回 京大オープン(秋) | A判定 | A判定 |
| 第2回 京大実戦(秋) | A判定 | B判定 |
繰り返しになりますが、冊子掲載の関係で国語の点数と合計点は伏せています。科目ごとの点数と判定は成績表のとおりです。
第1回 京大オープン(夏)の詳しい成績
成績
成績はこちらになります。

| 科目 | 得点 / 配点 | 偏差値 | 順位 / 受験者数 |
|---|---|---|---|
| 英語(理系) | 71 / 150 | 60.5 | 822 / 5,765 |
| 数学(理系) | 101 / 200 | 54.7 | 1,676 / 5,774 |
| 国語(理系) | 非公開 / 100 | 非公開 | 非公開 / 5,746 |
| 物理 | 55 / 100 | 60.4 | 765 / 4,900 |
| 化学 | 47 / 100 | 58.9 | 1,014 / 5,575 |
現役生の時は英語以外の科目で偏差値50を下回っていましたが、全科目で偏差値50を超えることができました。
理科の成績が良いのは浪人生なので当然ですね。
現役生の時苦手で偏差値30くらいだった数学も偏差値50を超えました。
詳しく見ていきましょう。

英語は大問3の英作文で点を稼げています。京大の難しい和文英訳は慣れが必要なので浪人生が有利です。
数学は2完ですね。現役生の時は0完だったので実力がついてきたことを実感しました。
国語は駿台の授業のおかげかそこまで悪くありません。

物理は駿台の授業や演習で勉強したような問題が出題されたためしっかり点数を稼げました。
化学は大問1と3がよくありません。
大問3は書き写しのミスによりもったいないことをしてしまいましたが、大問1は勉強不足によるものでした。
京大志望におすすめの化学の参考書はこちらの記事に書きました
ぜひ見てください^^
判定

| 評価 | 理工化学科(前期) | 物理工学科(前期) |
|---|---|---|
| A判定 | 348点以上 | 388点以上 |
| B判定 | 287〜347点 | 351〜387点 |
| C判定 | 243〜286点 | 311〜350点 |
| D判定 | 242点以下 | 310点以下 |
無事A判定をいただけました。
冊子掲載もされました。
参考のために志望した物理工学科でもB判定をとれました。
第1回 京大実戦(夏)の詳しい成績
成績
成績はこちらになります。

| 科目 | 得点 / 配点 | 偏差値 | 席次 / 人数 | 全国平均点 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | 85 / 150 | 63.1 | 639 / 6,624 | 53.8 |
| 数学 | 81 / 200 | 53.5 | 2,148 / 6,636 | 68.4 |
| 国語 | 40 / 100 | 66.1 | 385 / 6,596 | 24.4 |
| 物理 | 52 / 100 | 54.1 | 1,908 / 5,675 | 43.9 |
| 化学 | 58 / 100 | 60.0 | 952 / 6,454 | 43.6 |
| 工学部型 合計 | 392 / 800 | 59.5 | 916 / 5,597 | 296.3 |
京大オープン同様、全科目で偏差値50を超えています。
国語は予想外によかったです。


全体の偏差値は約60でした。
詳しく見ていきましょう。

英語は比較的簡単だった大問1の英文和訳と大問3の和文英訳で良い点数をとれました。
数学は残念ながら1完となってしまいましたが、現役生の時よりは問題に食らいついていけるようになりました。
国語は全体的に良かったです。
物理ではよくある問題の大問1と3でまずまずの結果ですが、理解をおろそかにしていた大問2がダメダメでした。勉強不足を実感しました。
化学は大問1と4の計算問題ができず、点を伸ばせませんでした。
大問2は京大の過去問にあったような問題で浪人生に有利でした。
判定

京大オープンと同様A,B判定です。右の共通テストとのドッキング判定は気にしないでください。
第2回 京大オープン(秋)の詳しい成績
成績

| 科目 | 得点 / 配点 | 偏差値 | 順位 / 受験者数 |
|---|---|---|---|
| 英語(理系) | 87 / 150 | 61.9 | 619 / 5,998 |
| 数学(理系) | 90 / 200 | 56.7 | 1,415 / 5,994 |
| 国語(理系) | 非公開 / 100 | 非公開 | 非公開 / 5,984 |
| 物理 | 53 / 100 | 59.0 | 842 / 5,093 |
| 化学 | 49 / 100 | 63.6 | 492 / 5,764 |
夏よりも成績がさらに伸び、全体での偏差値が60を超えました。
詳しく見ていきましょう。

英語は比較的得意なはずの大問3で悪い結果でしたが、大問1と大問4でカバーできました。
苦手科目の数学は1完しかできず部分点の寄せ集めになりました。良くないことです。

物理は大問3では問題設定をよく理解できなかったのと勘違いもあって平均点以下でした。
それでも大問1と大問2でカバーできました。
化学はまずまずの結果ですが、大問2の吸着平衡でもっと良い点数を稼げたと思います。
判定

| 評価 | 理工化学科(前期) | 物理工学科(前期) |
|---|---|---|
| A判定 | 338点以上 | 378点以上 |
| B判定 | 302〜337点 | 343〜377点 |
| C判定 | 264〜301点 | 308〜342点 |
| D判定 | 263点以下 | 307点以下 |
どちらもA判定でした。
冊子掲載されました。
第2回 京大実戦(秋)の詳しい成績
成績

| 科目 | 得点 / 配点 | 偏差値 | 席次 / 人数 | 全国平均点 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | 92 / 150 | 63.4 | 561 / 6,538 | 61.9 |
| 数学 | 103 / 200 | 60.6 | 960 / 6,548 | 63.9 |
| 国語 | 30 / 100 | 53.1 | 2,295 / 6,530 | 27.4 |
| 物理 | 38 / 100 | 50.1 | 2,607 / 5,622 | 37.8 |
| 化学 | 76 / 100 | 62.6 | 491 / 6,317 | 55.9 |
| 工学部型 合計 | 425 / 800 | 61.8 | 647 / 5,566 | 310.9 |
結構いい感じです。数学の偏差値が60を超えたのはうれしいです。
化学は、どの問題も比較的簡単で平均点が高くなっています。


全体の偏差値も60を超えました。
詳しく見ていきましょう。

英語は条件英作文がうまく書けませんでした。
数学は1完でしたが、完答に近い解答をかけた問題がいくつかありました。
大問6は方針があっているものの、積分計算にミスがあり答えが合わなかっただけなのに0点でした。
正直納得いきません。
国語は随筆を読解できませんでした。
物理は、駿台でまだ勉強していない部分の出題だったのでよくない結果がでました。
受験直前に解きなおしたら大問2,3は全問解けました。
化学は高得点勝負の問題でした。大問2はよくある典型問題でした(作問者は明らかに手を抜いたと思う)。
判定

京大オープン同様A,B判定でした。
現役時の成績(D・E判定だった頃)
現役のときは同じ京大模試でD・E判定でした。判定ラインごとの得点や平均点、科目別の内訳は現役時の記事にまとめています。
D判定からA判定ラインまで、あと何点必要か
上の判定ラインの表を、現役だった頃の自分に当てはめてみます。
第1回 京大オープン(理工化学科)だと、D判定の上限が242点、A判定ラインが348点。その差は106点です。二次800点満点なので、全体の13%を積み増す計算になります。
では106点をどこで取るか。京大工学部の二次配点はこうなっています。
| 科目 | 二次の配点 | この科目だけで106点を埋めるなら |
|---|---|---|
| 数学 | 250点 | 得点率を42ポイント上げる |
| 理科(物理・化学) | 250点 | 得点率を42ポイント上げる |
| 英語 | 200点 | 得点率を53ポイント上げる |
| 国語 | 100点 | 不可能(106点分の余地がない) |
国語で挽回することは、配点上そもそも不可能です。現実的に動かせるのは配点250点の数学と理科しかありません。
私自身、現役のときは数学の偏差値が30くらいで京大模試では0完、理科も学校の進度が追いつかず未習範囲だらけでした。浪人時にその数学が偏差値54.7、物理60.4、化学58.9まで上がって、ようやくA判定に届いています。
ただ、点数以上に効いたのは答案の書き方でした。京大の数学は完答できなくても部分点の比重が大きく、同じ実力でも書き方しだいで点が変わります。現役のときにZ会の京大コースで答案の組み立てを練習していたことが、浪人時にそのまま効きました。
ただし、模試の判定はゴールではなく現在地の確認でしかありません。だからこそ、判定を上げること自体より、本番で通用する答案を書けるようにするほうが大事だと思っています。
教材が自分に合うかは、資料を取り寄せてみるのが一番早いです。
まとめ
偏差値50以下だった現役生の時の成績とは比べ物にならないほど成績が伸びました。
特に理科で現役生に差をつけられるようになりました。
浪人してからも夏から秋へと成績が伸び続けました。
その他
・京大オープンの方が京大実戦よりも良い問題が多く判定は甘い印象を受けました。
・模試ではずっとA判定、冊子掲載もされましたが、受験では不合格となってしまいました。
なぜ不合格になったのかについてはこちらを見てください。
おすすめの化学の参考書・問題集を紹介しています
詳しくはこちら
京大の難解な和訳問題で点を稼ぐのにおすすめの参考書を紹介しています。
こちらもぜひ見てください^^
工学部志望であれば共通テストの社会が重要になります。
地理を選択した人はぜひこちらの記事も見てください^^
ここまで見ていただきありがとうございました。
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