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「理系だから英語は後回しで…」と考えていませんか?
研究テーマ、専門科目、実験…理系学生は忙しくなりがち。
だからこそ、大学3年生までにTOEICで800点を取ることが強い武器になります。
本記事では、理系学生の現状データ・就活や研究での具体例を交えて、その理由と実践法を解説します。
TOEIC診断|あなたのスコアは上位何%?
出典:IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2024」の公開テスト・Totalスコア分布(2023年度)。 スコア帯は50点刻みで公表されているため、帯の中は均等とみなして計算しています。 表示される順位は目安です。IPテスト(団体特別受験制度)は含みません。
理系学生の英語スコアと平均
まずは「現状」がどのくらいかを把握することで、目標設定の意義が明らかになります。
| データ項目 | 内容 |
|---|---|
| 新入社員の平均スコア(TOEIC L&R/技術職含む) | 全体の平均スコアは 608点。学生の平均は約581点。(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会) |
| 専攻別の学生平均スコア(2024年度) | 工学/建築:559点、科学(情報・数学・物理など):578点。一方で文系(教育・言語など):613点、社会/法学系:629点。=理系は文系より50〜70点低い。(IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2025」) |
| 大卒社会人のTOEIC平均スコア | 約730点。出身大学別でも、上位大学(ICU, 東大, 外語大など)では800点以上を取っている卒業生が多い。(日経キャリア) |
| 就活で「800点以上」の評価 | TOEICスコア 800〜895点 を持つと、「英語を仕事で使える」「外資系・国際的環境で戦える」と評価されるケースが多い。(Digmee) |
これらからわかること
- 理系学生の平均スコアは、理系が英語学習にかける時間や経験の不足に起因して、文系学生の平均に比べて低い。
- 社会人でも大体700点前後が平均で、スコアが高いほどキャリア上の選択肢が広い。
- TOEIC800点以上を取れている学生・社会人は、「ただ基礎がある」だけでなく、「実践で英語を使うポジション/外資・国際系企業」での評価が上がる
ここで先に、多くの理系学生がつまずくポイントを挙げておきます。それは「800点が必要なことは分かっているのに、対策を始める時間が取れない」という点です。
3年後期に研究室が始まると、英語にまとまった時間を割くのは現実的に不可能になります。
だからこそ、1〜2年生のうちに「スキマ時間で進む形」を作っておくことが唯一の解になります。参考書を積むより先にスマホで完結させたい人にはスタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コースのようなアプリ型の講座という選択肢があります。全機能を7日間無料で試せるので、続けられるかどうかを先に確かめられます。
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市販の参考書とどちらが向いているかは、記事の最後で整理しています。
なぜ「大学3年生まで」に800点を目指すべきなのか
大学3年生までにTOEICで800点を取ることには、理系学生にとって非常に大きな意味があります。
ここでは「就活・大学生活・キャリア形成」という3つの観点から、その具体的なメリットを整理していきます。
① 就活・インターンで強力な武器になる
- 早期選考・サマーインターンでの差別化
大学3年の夏から始まるインターンシップでは、応募段階でTOEICスコアを提出させる企業が少なくありません。
特に総合商社、外資系コンサル、グローバルメーカーなどでは「英語力」を重視します。
この時点で800点を持っていれば、エントリーシートに堂々と書けるだけでなく、選考通過率も高くなります。
逆にこの時期にスコアがないと、インターン参加自体が難しくなるケースもあります。 - 理系=専門力だけでは足りない
研究職や技術職では専門知識が強みになりますが、就活初期の段階で企業はそこまで深く見ていません。
むしろ「汎用スキル(英語、論理的思考、数値処理力など)」で候補者をふるいにかける傾向があります。
そこでTOEIC800点という客観的な指標は、理系学生にとって即効性のあるアピール材料になります。
② 学部3年以降は勉強時間が圧倒的に足りなくなる
理系の学部生活は、3年後期以降から急激に忙しくなります。
- 研究室配属 → 研究に追われる日々
- 専門科目の難易度上昇 → 試験・課題の負担増加
- ゼミや卒研の準備 → 英語学習に割ける時間が激減
つまり、TOEIC対策を3年以降に先延ばしすると「忙しさに流されて結局スコアを取れない」ケースが非常に多いのです。
その結果、就活直前になって「もっと早くやっておけばよかった…」と後悔する学生が少なくありません。
時間に余裕のある1〜2年生のうちに基礎を固め、3年の前半で仕上げて800点を達成するのが最も効率的です。
③ 高スコア者との「明確な差別化」ができる
TOEICの平均点を見てみると:
- 新入社員の平均:およそ 600点台前半
- 学生の平均:580点前後
- 理系新入社員に限ると:450〜500点台 が多い
この中で800点以上を持っている学生は、上位1〜2割に入ります。
つまり、「理系なのに英語もできる人材」として企業から強く印象づけられるのです。
特に理系は「専門性では差がつきにくい」ため、TOEICスコアのような横の比較ができる武器を持っていることは就活で大きなアドバンテージになります。
④ 文系就職を狙う理系学生にとっては「唯一の武器」
ここが非常に重要なポイントです。
近年、理系大学生の中にも「大学院に進まず、文系就職(コンサル、金融、総合商社など)を目指す」人が増えています。さらに、大学院を修了してから文系就職に挑戦するケースも少なくありません。
しかし、実際にその道を進んだ人に話を聞くと、「理系のバックグラウンドは就活でほとんど評価されず、文系学生と同じ土俵で戦うことになる」という厳しい現実があります。
- 文系就職では「学部・学歴・コミュ力・課外活動」などで評価されるため、理系であること自体がアドバンテージにならない。
- むしろ、文系出身者はTOEICや語学力で既に高スコアを取っているケースが多い。
- そのため、理系学生が文系就職で戦うには、TOEIC800点以上を唯一の武器として提示するしかないのです。
例えば、外資系コンサルの内定者データを見ると、TOEIC850点以上の層が多いという報告があります。文系出身者に混じって戦う理系学生にとって、最低でも800点は確保しないと「英語力の土俵」にすら立てません。
⑤ 大学院進学や留学のチャンスを広げられる
もちろん、理系の進路として多い大学院進学や留学においてもTOEICは重要です。
- 大学院受験や学内推薦で「TOEIC◯点以上」が条件になることがある。
- 学会発表や英語論文を読む・書く機会が増えるため、早めに基礎をつけておくことが必須。
- 海外留学や交換留学の奨学金審査では、TOEICやTOEFLなどの英語スコア提出が求められる。
つまり、進学を考える場合でも、800点を持っていると出願可能性が一気に広がります。
ただし、TOEICはあくまで出願の条件です。そもそも大学院入試(院試)を受けずに済むかどうかを決めるのは、TOEICではなくGPAです。
学内推薦で院試が免除される基準や、必要なGPAの目安はこちらの記事で解説しています。
「理系にTOEICはいらない」は本当か
ここまで800点を勧めてきましたが、ネット上では「理系にTOEICなんていらない」という声も根強くあります。先に結論を書くと、この意見は半分は正しいです。
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の「英語活用実態調査2022」によると、企業が社員に期待するTOEIC L&Rの平均スコアは、部門によってはっきり差があります。
| 部門 | 企業が期待する平均スコア |
|---|---|
| 技術部門 | 560点 |
| 営業部門 | 580点 |
| 海外部門 | 705点 |
| (新入社員に期待する平均) | 550点 |
つまり、企業は技術職に800点を求めていません。期待されているのは560点前後で、これは大学生の平均592点を下回る水準です。「研究職志望なら英語より専門性」という主張には、きちんと数字の裏づけがあるということです。
「いらない」が当てはまる人
- 学部から同じ研究室の大学院へ内部進学し、就職も推薦で決まる見込みがある
- 志望先が国内の技術職に限られ、応募要件にスコアの記載がない
- すでに600点前後を持っていて、足切りにかかる心配がない
この3つに当てはまるなら、無理に800点を狙うより研究に時間を使ったほうが合理的です。TOEICは「取れば取るほど偉い」試験ではありません。
それでも取っておいたほうがいい人
- 文系就職、コンサル・商社・外資を少しでも考えている
- 推薦ではなく自由応募で受ける可能性がある
- 大学院での留学や国際学会を視野に入れている
- まだ1〜2年生で、時間に余裕がある
そして見落とされがちなのが、採用時にTOEICのスコアを要件・参考にしている、または今後そうする可能性がある企業は73.6%(同調査)という点です。「使われないかもしれない」ではなく、使われる場面に出くわす確率のほうが高いというのが実態です。
進路が固まっていないうちは、取っておいて損をすることはありません。
理系の就活で、TOEICは実際にどこで効くのか
「TOEICは就職に有利」と言われても、具体的にどの場面で効くのかはあまり語られません。理系の就活に限ると、効くのは次の5か所です。
① エントリーシートの語学・資格欄
ほとんどのESには語学・資格の記入欄があり、スコアがなければそこが空欄になります。研究内容や専門性がきちんと評価されるのは面接に進んでからで、その手前の書類段階で数値として示せるものは、GPAとTOEICくらいしかありません。
② 応募要件・足切り
グローバルメーカーや商社では「TOEIC◯点以上」が応募要件として明記されていることがあります。ここで効くのは800点という高さではなく、要件を下回らないことです。足切りラインは500〜600点台に置かれることが多く、持っていないと土俵に上がれないという性質のものです。
③ 学校推薦の枠取り
理系特有なのがこれです。学内で推薦枠を配分するとき、GPAと並んで英語のスコアが参考にされることがあります。人気企業の枠に複数人が手を挙げた場合、差をつける材料は結局この2つになりがちです。
④ 配属先と海外案件
内定後の配属でも英語力は見られます。先ほどの調査で海外部門への期待は705点と、技術部門の560点より145点も高い。同じ会社の中でも、英語ができるかどうかで任される仕事が変わるということです。
⑤ 入社後の昇進・海外駐在の要件
IIBCの資料では、企業がTOEICを「海外出張や駐在の基準、昇進・昇格の要件」として使っていることが明記されています。つまりTOEICは就活で終わりではなく、入社後にもう一度出てきます。
働きながら取り直すのは、学生のうちに取るより明らかに大変です。時間のある学生のうちに済ませておくと、その手間がまるごと消えます。
理系は結局、何点あればいいのか
2024年度の公開テストの公式データ(IIBC「DATA & ANALYSIS 2025」)から、大学生の専攻別の平均スコアを見てみます。
| 専攻 | 平均スコア |
|---|---|
| 社会/法学系(国際・法律・政治・社会学) | 629点 |
| 文系(教育・美術・言語・文学・音楽・心理学) | 613点 |
| 会計学/ビジネス/経済学 | 612点 |
| 保健・医療(医学・看護・薬学) | 593点 |
| 科学(農学・情報・数学・物理・統計) | 578点 |
| 工学/建築 | 559点 |
工学/建築は559点で、全専攻の中で最も低いという結果でした。文系(613点)とは54点差です。理系の頭が悪いわけではなく、単純に英語に触れている時間が少ないだけですが、就活では同じ土俵で並べられます。
学年別に見ると、大学1年が555点、2年589点、3年602点、4年613点。4年かけて58点しか動いていません。放っておいて自然に上がる幅はこの程度だと考えたほうがいいです。
これを踏まえると、目的別の目標ラインはこうなります。
| 目的 | 目安 |
|---|---|
| 応募要件の足切りを避ける | 550〜600点 |
| ESに書いて見劣りしない | 650〜700点 |
| 理系の中ではっきり差別化する | 800点 |
| 外資・コンサル・商社で戦う | 850点以上 |
この記事が800点を基準に置いているのは、800点以上が公開テストを受けた学生の上位12.1%(795点以上が5.5%、845点以上が3.7%、895点以上が2.9%)だからです。しかもこれは、わざわざお金を払って公開テストを受けにくる意識の高い学生の中での割合なので、大学生全体で見ればさらに少数派になります。
逆に言えば、足切りを避けるだけなら600点で足ります。自分がどちらを狙うのかを先に決めてから勉強を始めてください。ここを決めずに始めると、必要な勉強量も教材も選べません。
忙しい理系学生が、TOEIC対策を続けるには
800点を取る価値は分かっても、続かなければ意味がありません。理系学生が挫折する形はだいたい次の3つです。
- 分厚い参考書を買ったが、最初の数十ページで止まっている
- 「まとまった時間ができたらやる」と週末に回し、実験やレポートで結局その週末が消える
- 単語帳だけで本番を迎え、2時間・200問を解き切る体力がないまま点数が頭打ちになる
市販の参考書が向く人、アプリ型の講座が向く人
どちらが優れているという話ではなく、自分がどちらで止まらずに進めるかで選ぶべきです。
| 市販の参考書 | アプリ型の講座 | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 自分で計画を立てて進められる/すでに600点以上あり弱点がはっきりしている/出費を一度で抑えたい | 通学や実験の待ち時間しか確保できない/何から手をつけるか自分で決められない/リスニングに毎日触れたい |
| 費用 | 1冊2,000円前後の買い切り | 月額制(使わない月はそのまま損になる) |
| つまずきやすい点 | 解説を読んでも分からない箇所で止まる | 動画を見ただけで勉強した気になる |
参考書で進める場合の具体的なルートは、こちらにまとめています。
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- 1回の学習が最短2分から。通学中や実験の待ち時間など、細切れの時間で進められる
- 関正生講師の解説動画が約140本。1本5分程度で、丸暗記に頼らない解き方を扱う
- 本番と同じ形式の「実戦問題集」がPart1〜Part7すべてに対応。毎月200問追加されるので、演習量で詰まりにくい
- 中学レベルの学び直しから900点前後のハイスコア対策まで、同じアプリの中で完結する
- TOEIC対策コースを申し込むと、日常英会話コースも追加料金なしで使える
- 全機能を7日間無料で試せる
ただし、注意しておきたいこともあります。動画を見るだけでスコアが上がるわけではなく、実戦問題集を回す量を確保して初めて意味がある道具です。また月額制なので、開かない月が続けばその分だけ無駄になります。
そのため、いきなり契約するより7日間の無料期間で「自分が毎日開くかどうか」を確かめてから決めるのが安全です。料金プランは改定されることがあるので、最新の金額は公式サイトで確認してください。
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