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受験生に必要なものは、勉強期に家で使う道具と、試験当日に持っていくものの2種類です。この記事では、私が大学受験で実際に使ったものを中心に、何をいつ買えばいいかをまとめました。
先に注意しておきたいのが、家で便利な道具が、本番でも使えるとは限らないことです。共通テストでは、大学入試センターの「受験上の注意」で机の上に置けるものが決まっています。旧版のこの記事では、共通テスト用にマークシート用シャーペンを勧めていましたが、共通テストのマークは黒鉛筆で塗る決まりです。訂正して、本番で使えるかどうかも書き加えました。
・家で使う道具はプリンター・勉強タイマー・リスニング用のプレーヤー・手帳が中心。高いのはプリンターと電子辞書で、それ以外は数百円〜数千円
・共通テスト本番は、マークは黒鉛筆(H・F・HB)だけ。シャーペンはメモや計算にだけ使える
・学習タイマー・スマートウォッチ・秒針の音がする時計は机に置けない。腕時計はシンプルなアナログにする
・令和8年度から、共通テストでは身分証明書(顔写真付き)の持参が必須になった
受験生の必須アイテム早見表|買う時期・値段・本番で使えるか
| アイテム | 使う時期 | 値段の目安 | 共通テスト本番 |
|---|---|---|---|
| 家庭用プリンター(コピー機) | 高3の夏〜(過去問演習) | 機種による | ―(家で使う) |
| 電子辞書(高校生モデル) | 高1〜 | 約2万9千円 | ✕ 使えない |
| CDプレーヤー | リスニング対策 | 約4千円 | ✕(本番は専用の機器が配られる) |
| 勉強タイマー | 毎日 | 約1,200円 | ✕ 学習タイマーは置けない |
| マークシート用鉛筆 | 模試・本番 | 約200円(2本) | ◯ マークはこれで塗る |
| マークシート用シャーペン | 過去問演習・私大 | 約600円 | △ メモ・計算のみ。マークには使わない |
| 受験用の手帳 | 高3の秋〜 | 1,430〜1,650円 | ―(家で使う) |
| 腕時計(アナログ) | 模試〜本番 | 約1,500円 | ◯(秒針の音がするもの・スマートウォッチは✕) |
| クルトガ(シャーペン) | 毎日 | 約300円 | △ メモ・計算のみ |
※値段は2026年9月時点のAmazonの価格。共通テスト本番の欄は、大学入試センター「令和8年度 大学入学共通テスト 受験上の注意」による。
勉強期に家で使うもの
① 家庭用プリンター(コピー機)
過去問演習の時期になると、家庭用のプリンター(コピー機)は必須です。赤本は本番より小さいので、解答用紙を本番のサイズに拡大してコピーしたり、2周目のために問題をコピーしたりします。
ただし、受験用のプリンターは選び方を間違えると後悔します。A3に対応していても「1枚ずつ手差し」の機種があるなど、買う前に確認することはこちらにまとめました。
② 電子辞書(高校生モデル)
英語の勉強には辞書が欠かせません。紙の辞書を毎日持ち歩くのは大変なので、高校で指定がなければ、高校生モデルの電子辞書を用意しておきましょう。なお、共通テストや個別試験の本番では、電子辞書は使えません。
③ CDプレーヤー(リスニング対策)
共通テストのリスニング対策の問題集には、CDで音声を聞くものがあります。私もこちらのCDプレーヤーを愛用していました。軽くて持ち運びやすいので、自宅でも塾でもリスニング練習ができます。
本番のリスニングは、試験場で配られる専用の機器(ICプレーヤー)とイヤホンで聞きます。自分の機器は使えないので、練習用と割り切って選べば十分です。
④ 勉強タイマー
過去問演習では、本番と同じ時間を計って解くことが大切です。専用の「勉強タイマー」を使う受験生も多く、予備校でもよく見かけました。
ただし、共通テストの本番では、キッチンタイマーや学習タイマーは机に置けません。本番では腕時計で時間を管理することになるので、模試や過去問演習のうちから、腕時計を見ながら解く練習もしておきましょう。
⑤ クルトガ(計算ミス対策)
シャーペンを変えることで、計算ミスを減らせる可能性があります。クルトガは書くたびに芯が回って、いつも尖った状態を保つシャーペンです。細かい数字や式がつぶれにくく、見直しがしやすくなります。
共通テストでも、シャーペンはメモや計算に使う分には机に置けます(黒い芯に限る)。ただしマークは鉛筆です。計算ミスに悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてください。
受験用の手帳|赤本手帳と合格手帳の違い
模試の日程、出願の締切、試験日、合格発表、入学金の振込期限。受験生は高3の秋から、日付の管理が一気に増えます。特に私立大学の受験が集中する1月後半〜2月中旬は、いつ合格発表で、いつまでに入学金を振り込むのかを把握するのが大変でした。受験生本人だけでなく、保護者の方と一緒に予定を見られる手帳があると安心です。
受験生向けの手帳でよく比べられるのが、「赤本手帳」と「合格手帳」です。
| 赤本手帳(教学社) | 合格手帳(ディスカヴァー) | ゴールから発想する合格手帳(Gakken) | |
|---|---|---|---|
| 値段 | バーチカル(A5)1,650円 コンパクト(B6)1,430円 | 1,430円 | 1,540円 |
| 使える期間 | 年度版。2027年度受験用は2025年10月〜2027年3月 | 年度版ではない(新版は2016年) | 年度版ではない(パワーアップ版は2026年2月) |
| 向いている使い方 | 時間ごとの予定管理(バーチカル)と、入試の日程の管理 | 週ごとの目標と達成度・反省を書いて勉強を軌道に乗せる | 受験日から逆算して計画を立てる。教科別の勉強法つき |
| 読み物 | 志望校の合格者のアドバイス200本以上 | 勉強のコツ・試験に向けた調整のコツ | 教科別の勉強法・合格者の勉強方法 |
※各出版社の公式サイト・Amazonの商品情報より(2026年9月時点)。
選び方は単純で、入試の日程を管理したいなら赤本手帳、毎週の勉強の計画と振り返りをしたいなら合格手帳です。赤本手帳は年度版なので、自分の受験年度のものを買うことに注意してください。
- 今の高3(2027年に受験):赤本手帳(2027年度受験用)
- 今の高2(2028年に受験):赤本手帳(2028年度受験用)(Amazonで予約できます)
- 年度に関係なく使う:合格手帳 新版/ゴールから発想する合格手帳
試験当日の持ち物|共通テストの公式ルール
試験当日に持っていくものは、共通テストでは受験上の注意で決まっています。令和8年度(2026年1月実施)の受験上の注意から、持ち物に関係するところをまとめました。
| 区分 | 受験上の注意に書いてあること |
|---|---|
| 必ず持っていく | 受験票(マイページから印刷したもの。スマホの画面では入場できない) 身分証明書(生徒証・マイナンバーカードなど。顔写真付き。令和8年度から必須) 黒鉛筆(H・F・HB)、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り、時計 |
| 机の上に置ける | 上記のほか、鉛筆キャップ、シャーペン(メモや計算に使う場合のみ・黒い芯)、眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュ(袋や箱から中身だけ出したもの) |
| 時計で使えないもの | 辞書・電卓などの機能があるもの、秒針の音がするもの、キッチンタイマーや学習タイマー、大型のもの、スマートウォッチ |
| 使えないもの | 定規・コンパス・電卓、スマホ・電子辞書などの電子機器、耳栓 |
| 表示があれば | 受験票に「上履き持参」とあれば、上履きと下履きを入れる袋 |
出典:大学入試センター「令和8年度 大学入学共通テスト 受験上の注意」。令和9年度(2027年1月実施)の受験上の注意は、例年12月ごろに公開されるので必ず確認してください。
⑥ マークは鉛筆で塗る|マークシート用鉛筆
受験上の注意には、「解答には、必ず黒鉛筆(H、F、HBに限る。)及びプラスチック製の消しゴムを使用してください」「シャープペンシル等を使用してマークした場合には、解答が読み取れないことがありますので、使用しないでください」と書かれています。
共通テストのマークは、鉛筆で塗ります。塗りやすさで選ぶなら、トンボのMONO マークシート用鉛筆 HBのようなマーク専用の鉛筆が便利です。和歌や格言が印刷された鉛筆は使えないので、無地のものを選びましょう。折れたときのために、3〜5本と鉛筆削りを持っていきます。
⑦ マークシート用シャーペンは、私大や家での演習に
トンボの「モノワーク」は、マークシートを速く塗るために作られた1.3mmの太いシャーペンです。トンボによると、0.5mm芯より1.33倍速くマークでき、マーク読み取りの試験でも鉛筆と同じ読み取り精度だったそうです。本体に英字などの文字が入っていないデザインになっています。
ただし、上のとおり共通テストではマークに使えません。使えるのは、シャーペンでのマークを認めている私大の試験や、家での過去問演習です。たとえば早稲田大学理工学部の受験上の注意では、黒鉛筆とシャープペンシルのどちらもHB(黒)なら使えるとしています(替え芯のケースは机に置けません)。シャーペンでマークしていいかは大学ごとに違うので、受験票と一緒に届く受験上の注意で必ず確認してください。
⑧ シンプルな腕時計
試験会場の時計は、席によっては見えにくいことがあります。必ず腕時計を持っていきましょう。共通テストでは、秒針の音がするもの・スマートウォッチ・タイマー機能で音が鳴るものは使えないので、音の出ないシンプルなアナログ時計が無難です。
この腕時計はとても軽く、つけていても疲れにくいです。シンプルな文字盤で、時間を一目で確認できます。私も実際に受験で使いました。
服装と、大学ごとの当日の流れ
制服か私服か、共通テストで決まっている服装のルール(英文字や地図がプリントされた服は脱ぐよう言われることがある)と、会場の寒さ対策はこちらにまとめています。
私大の試験当日の流れや持ち物は、大学ごとに私が受けたときの記録があります。
保護者の方が用意するなら
受験生へのプレゼントや、保護者の方が用意するものに迷ったら、次のように分けると決めやすいです。
- 値段が大きいもの(プリンター・電子辞書):勉強期に毎日使うので、早めに用意するほど役に立つ。プリンターは過去問演習が始まる高3の夏までに
- 本番で使うもの(鉛筆・消しゴム・腕時計):共通テストのルールに合うものを選ぶ。本番で初めて使うのではなく、模試で一度使って慣れておける時期に渡す
- 手帳:入試の日程と入学金の振込期限は、保護者の方も一緒に把握しておくと安心
共通テストの会場の決まり方や、受験票が届いてから当日までの段取りはこちらにまとめています。
よくある質問
共通テストでシャーペンを使ってマークしてもいい?
いけません。受験上の注意で、解答は黒鉛筆(H・F・HB)と決まっています。シャーペンは机の上に置けますが、メモや計算に使う場合だけです。
共通テストに勉強タイマーを持って行ってもいい?
机の上には置けません。受験上の注意で、キッチンタイマーや学習タイマーは不可とされています。時間は腕時計で管理します。
身分証明書は何を持っていけばいい?
生徒証・学生証・マイナンバーカード・パスポート・運転免許証などで、氏名と生年月日が書いてあり、顔写真付きで、試験日に有効なものです。高校生なら生徒証が一番手軽です。
赤本手帳はいつから使える?
年度版で、2027年度受験用は2025年10月始まり・2027年3月までです。高3の秋に買えば、入試と入学手続きが終わる3月まで1冊で足ります。
まとめ
受験生の必須アイテムは、家での勉強を助ける道具と、本番に持っていくものに分けて考えましょう。特に、家で使い慣れた道具が、共通テスト本番では使えないことがある点に注意してください。マークは鉛筆、時計は音の出ないアナログ、身分証明書を忘れずに。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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