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駿台の冬期講習「物理特講」を、高卒生(浪人)のときに実際に受講しました。
結論から言うと、微分積分を使った物理に慣れている人のための講座です。
1つの問題から学べることが非常に多い一方、慣れていない人には厳しい講座でもあります。
この記事では、難易度・テキスト構成・予習にかかる時間・向いている人と向いていない人を書きます。
なお、どの講座を何講座取るかで講習の成果はかなり変わります。
私は夏と冬に6講座ずつ受けました。講座選びから迷っている人は、こちらもどうぞ。
物理特講 概要
| 講座名 | 物理特講 |
|---|---|
| 時期 | 冬期講習 |
| 担当講師 | 小倉正舟(ほかの講師も選べます) |
| 授業時間 | 50分×16コマ/ハイグレード講座(通常は1日4コマ×4日間) |
| 予習時間 | 1日ぶんで2〜3時間 |
| 難易度 | ★★★★★ |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |

講師(小倉先生)

小倉正舟先生は駿台の通常授業で物理Sなどの授業の上位クラスを担当している人気講師です。
先生は微分積分を躊躇せず用いて、定量的な議論を進めます。
授業で得られるものが非常に多く勉強になります。
かなり早口ですが、おっしゃったことを全部板書してくれるので、後でゆっくり復習できます。
板書はきれいで量が非常に多いです。
板書を全部ノートにとると4日間でちょうどノート1冊使い切るくらいです。
大変だと思いますが、全部板書した方が勉強になると思います。
普段の授業では数十分延長することが多いです。
(しかし物理特講では延長はほとんどありませんでした)
解法を丁寧に解説してくれるので、他の問題にも応用できる考え方が身につきます。
1つの問題で多くのことを学べる授業です。
注意したいのは板書の速さと量です。
黒板を向いて話しながらどんどん書き進めるので、小倉先生の授業に慣れていないと板書に追いつけません。
対策はシンプルで、授業中はわからなくてもとにかく書き写すことです。
後から板書を見返すだけでも十分に勉強になりますし、復習すると理解がかなり深まります。
微分積分に抵抗がある人もいると思いますが、慣れるとむしろ本質的で、簡単に問題が解けるとわかります。
慣れるまでが大変なだけです。
難易度

後でテキストの内容について詳しく紹介しますが、東大などの難関大の過去問が多いので難易度は高いです。
しかし難関大入試によくある典型的な問題も扱っているので全部の問題が難しいわけではありません。
どんな人におすすめ?
次の人におすすめできます。
✅東大,京大,東工大などの難関大学を志望する人
✅微分積分を用いた物理に慣れている人
いわゆる微積物理に慣れていないと小倉先生の授業を聴いても困惑するだけだと思います。
実際私の受けた講座では日に日に現役生が来なくなりました。
微積物理に慣れていない人は他の先生の授業を受けるのがよいと思います。
こんな人には向いていない
逆に、微積を使った物理に慣れていない人にはおすすめしません。
実際、私の受けた講座では日に日に現役生が来なくなりました。
慣れていない状態で聴いても困惑するだけなので、その場合は他の先生の講座を選んだほうがいいです。
テキスト

2023/2024のテキストは次のような内容でした。
例題編
26問あります。
解説付きです。
問題編
1 小球と三角台の衝突(青山学院)
2 ゴムひも(京都)
3 中心力による運動(早稲田)
4 剛体のつり合い(東京)
5 液体中の気体(福井)
6 スターリングエンジン(東京(後))
7 回折レンズ(東京)
8 ニュートンリング(慶應)
9 凹面鏡による像(早稲田)
10 太陽電池(東京)
11 磁場通過コイル(横浜市)
12 回転導体棒(大阪(後))
13 変圧器(東京)
14 交流ブリッジ回路(明治)
15 光のドップラー効果(北海道(後))
16 ブラッグ反射(東京理科)
17 原子核反応(大阪市)
予習

問題編の問題を全部解きましょう。じっくり考えて、わからないところを明らかにしましょう。
解けた問題でも問題研究をして理解を深めましょう。
時間に余裕があれば、例題編にもチャレンジしましょう。
私の場合、1日ぶんの予習に2〜3時間かかりました。
予習用のノートを1冊作って、予習でわからなかったこと・迷ったことをメモしておくのがおすすめです。
授業後の復習で、板書のノートと予習ノートを並べて見ると、自分のできていないところがはっきりします。
気をつけたいのは予習のストックです。
1日に2講座入る日は予習の時間がほとんど取れないので、テキストをもらったらすぐに予習を進めておかないと、予習なしで授業に出る羽目になります。
受講した感想
物理S後期の総復習ができて良かったです。
私は夏期講習の物理特講を受講しなかったのですが、受講しておけばよかったと思いました。
先生が「問題9 凹面鏡による像(早稲田)」の解説時に、マクドナルドのハッピーセットのおもちゃを持ってききてくれました。
凹面鏡によって虚像が見えるのを実感できました。
その他
駿台の講習は、どの講座を何講座取るかで結果が変わります。
夏と冬に6講座ずつ受けて分かった講座の選び方と、「取りすぎ」の境界線はこちらにまとめました。
他にも駿台の講習のレビューをしています。
こちらも見てください


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