この記事では、駿台の冬期講習の講座「物理特講」について実際に受講した私が詳しくレビューします ^^
難易度・テキスト構成・予習について解説します。
どんな人に物理特講の受講をおすすめできるか説明します。
物理特講 概要
50分×16 のハイグレード講座(HG)
(通常1日4コマを4日間)
担当講師 小倉正舟 (他にも講師はいる)
おすすめ度 ★★★★☆
難易度 ★★★★★
講師(小倉先生)
小倉正舟先生は駿台の通常授業で物理Sなどの授業の上位クラスを担当している人気講師です。
先生は微分積分を躊躇せず用いて、定量的な議論を進めます。
授業で得られるものが非常に多く勉強になります。
かなり早口ですが、おっしゃったことを全部板書してくれるので、後でゆっくり復習できます。
板書はきれいで量が非常に多いです。
板書を全部ノートにとると4日間でちょうどノート1冊使い切るくらいです。
大変だと思いますが、全部板書した方が勉強になると思います。
普段の授業では数十分延長することが多いです。
(しかし物理特講では延長はほとんどありませんでした)
難易度
後でテキストの内容について詳しく紹介しますが、東大などの難関大の過去問が多いので難易度は高いです。
しかし難関大入試によくある典型的な問題も扱っているので全部の問題が難しいわけではありません。
どんな人におすすめ?
次の人におすすめできます。
✅東大,京大,東工大などの難関大学を志望する人
✅微分積分を用いた物理に慣れている人
いわゆる微積物理に慣れていないと小倉先生の授業を聴いても困惑するだけだと思います。
実際私の受けた講座では日に日に現役生が来なくなりました。
微積物理に慣れていない人は他の先生の授業を受けるのがよいと思います。
テキスト
2023/2024のテキストは次のような内容でした。
例題編
26問あります。
解説付きです。
問題編
1 小球と三角台の衝突(青山学院)
2 ゴムひも(京都)
3 中心力による運動(早稲田)
4 剛体のつり合い(東京)
5 液体中の気体(福井)
6 スターリングエンジン(東京(後))
7 回折レンズ(東京)
8 ニュートンリング(慶應)
9 凹面鏡による像(早稲田)
10 太陽電池(東京)
11 磁場通過コイル(横浜市)
12 回転導体棒(大阪(後))
13 変圧器(東京)
14 交流ブリッジ回路(明治)
15 光のドップラー効果(北海道(後))
16 ブラッグ反射(東京理科)
17 原子核反応(大阪市)
予習
問題編の問題を全部解きましょう。じっくり考えて、わからないところを明らかにしましょう。
解けた問題でも問題研究をして理解を深めましょう。
時間に余裕があれば、例題編にもチャレンジしましょう。
受講した感想
物理S後期の総復習ができて良かったです。
私は夏期講習の物理特講を受講しなかったのですが、受講しておけばよかったと思いました。
先生が「問題9 凹面鏡による像(早稲田)」の解説時に、マクドナルドのハッピーセットのおもちゃを持ってききてくれました。
凹面鏡によって虚像が見えるのを実感できました。
その他
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