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▶大手予備校で「夏期講習や冬期講習だけ」受講するメリット・デメリット | 駿台・河合塾

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駿台や河合塾のような大手予備校について、「通年で通うほどではないけれど、夏期講習や冬期講習だけは受けた方がいいのではないか」と考える高校生や宅浪生は多いと思います。

通年で通うほどではないけど、講習だけは受けた方がいいのかな…

でも、思ったより高くつかない?
取る講座を間違えたら高そうだし不安…

先に結論
✅夏期講習・冬期講習だけでも十分アリです。
✅ただし、取る講座数と目的を間違えると割高になります。

季節講習だけを上手に使う方法は、費用を抑えながら大手予備校の授業や環境を活用できる、かなり現実的な選択肢です。

一方で、使い方を間違えると「高いお金を払ったのに、思ったほど伸びなかった」ということにもなりかねません。

この記事では、通年受講せずに夏期講習・冬期講習だけを取るメリットとデメリットを、実情も踏まえて整理していきます。


夏期講習・冬期講習だけを取るメリット

1. 短期集中で足りない部分を一気に補える

大手予備校の講習は、1講座あたり1日3時間ほどの授業が連続することも多く、かなりハイペースで進みます。だからこそ、苦手科目や弱点単元を短期間で集中的に対策しやすいのが大きなメリットです。

普段の学校生活や部活、あるいは宅浪生活の中では、どうしても勉強が分散しやすくなります。しかし夏期講習や冬期講習の期間は、「この期間だけは勉強に振り切る」という形を作りやすく、学習の密度を上げやすいです。

特に、数IIIの微積、英語長文、物理の特定分野、共通テスト対策など、明確に穴がある分野を埋めたいときには非常に相性が良いです。


2. 予備校の自習室を使って集中できる

講習期間中は、予備校の自習室を使える場合があります。これも地味ですが大きなメリットです。家ではどうしても集中しにくい人でも、周囲に受験生がいる空間だと勉強モードに入りやすくなります。

ただし、一部の人気自習室、たとえば個別の仕切りがあるブース型の自習室は、通年生優先だったり、利用に制限がかかったりすることがあります。したがって、「自習室が使える」こと自体は魅力ですが、「どの自習室が使えるか」まで事前に確認しておくと安心です。


3. 周りの受験生から刺激を受けられる

大手予備校の講習には、東大などの難関大学を目指す受験生や、自分と同じ志望校を目指す受験生が集まります。自分と同じように頑張っている人が近くにいるだけでも、かなり刺激になります。

特に、自分一人で勉強していると気持ちが緩みやすい人にとっては、この「緊張感」は意外と大きいです。授業中の雰囲気や、周りの受験生の意識の高さに触れることで、「自分ももっとやらないといけない」と思えることがあります。


4. 大手予備校の授業や雰囲気を体験できる

夏期講習や冬期講習は、通年で通う前のお試し利用としても使えます。河合塾などでは、塾生でなくても受講しやすく、短期間だけでも授業・自習室・進路相談などの雰囲気を体験できます。

「この予備校は自分に合っているのか」「授業のテンポはどうか」「講師との相性はどうか」を見極める材料にもなります。春期講習でまず試してみる、という使い方も非常に有効です。


5. 自学中心の人とは相性が良い

もともと自分で学習計画を立てて勉強できる人なら、通年で予備校に拘束される必要はありません。普段は自学中心で進め、必要な時だけ講習を取るというやり方は、かなり費用対効果が高いです。

「全部を予備校に任せる」のではなく、「必要な部分だけ外注する」という考え方ができる人には向いています。


夏期講習・冬期講習だけを取るデメリット

1. 料金は安くない。むしろ割高になりやすい

↑駿台の夏期講習の料金(2025年度)

ここはかなり重要です。季節講習は一見すると短期間なので安く感じますが、実際にはそうでもありません。

たとえば、駿台の2025年夏期講習では、1講座が「50分授業×16コマ」で35,800円です。
50分授業×12コマの講座を5つ取れば、合計で約15万円になります。
講座を増やせば、あっという間にかなりの金額になります。

一方で、大手予備校の通年授業は、年間授業料が約100万円前後かかることがあっても、1コマあたりで見ると通年の方が割安になりやすいです。
ざっくりした計算ですが、通年授業は1コマ約1500〜2000円程度、季節講習は1コマ約2500円程度になることもあり、講習の方が割高なのは明らかです。

「少しだけ取るつもり」が、気付けばかなりの出費になるのが季節講習の怖いところです。


2. 人気講座や人気講師は取れないことがある

季節講習は、誰でも自由に選べるように見えて、実際には申込開始の時点でかなり差が出ます。

通年で通っている高卒生や高校生が先に申し込めるため、人気講座や人気講師の枠が早く埋まってしまうことがあります。

駿台の場合、通年で通う高卒生向けの夏期講習案内はかなり早い時期から始まり、外部生の申し込みはその後になります。

その結果、トップクラスの講師の講座は埋まっていて受講できず、中堅講師の講座を選ぶことになるケースもあります。

もちろん中堅講師が悪いわけではありません。

むしろ十分に良い授業をする講師も多いですが、「有名講師の授業を受けたい」と思っている人にとっては、やや残念に感じる部分です。


3. インプット不足だと授業についていけないことがある

季節講習は、通年授業と比べると「復習」や「演習」に寄った講座が多いです。

つまり、ある程度の知識や解法を知っている前提で進むことがあります。

講座によっては、「ここは前期で扱った内容だよね」という前提で話が進むこともあります。

基礎がまだ固まっていない状態で受けると、授業のスピードについていけず、内容が頭に入らないまま終わってしまうことがあります。

季節講習は、ゼロから全部を教えてもらう場というより、ある程度の土台がある人が一気に伸ばす場として使う方が効果的です。


4. 授業ペースが早く、予習・復習が重くなりやすい

駿台のような大手予備校では、1日3時間連続の講座が多く、さらに午前・午後・夜で最大3講座取れる場合もあります。ただ、実際にはかなりきついです。

特に、授業の前に予習が多く必要な講座では、予習を怠ると講習の意味が半減してしまいます。

また、授業後の復習も後回しになりやすく、気付いたら「受けただけ」で終わってしまうこともあります。

そのため、講習は詰め込みすぎないことが重要です。

体力や集中力を考えると、1日に最大2講座程度に抑える方が現実的です。


5. 通年生よりサポートが限定的になりやすい

季節講習でも自習室や質問対応が使えることはありますが、年間を通した面談、成績管理、進路指導、志望校別戦略などは、通年で通っている生徒の方が手厚いことが多いです。

つまり、季節講習だけの受講は「授業を買う」意味合いが強く、継続的な伴走サポートまでは期待しすぎない方がよいです。

受験戦略を自分で組める人には問題ありませんが、何をどう進めるかまで予備校に管理してほしい人にはやや不向きです。


季節講習が向いている人

✅向いている人
  • 苦手科目を短期で補強したい人
  • 基礎はある程度できていて、上積みしたい人
  • 自習室を活用したい人
  • 緊張感のある環境で勉強したい人
  • 自分で学習管理できる人
✅向いていない人
  • どこから始めればいいか分からない人
  • 毎日のペース管理が必要な人
  • 基礎がかなり不安な人


実際に講習を取るなら意識したいこと

✅受講前に決めること
  1. 目的を1つ決める
  2. 受講後の復習日程を決める
  3. 講座を詰め込みすぎない
  4. 夏と冬で役割を分ける

季節講習を受けるなら、「この講座で何を達成したいか」を1つに絞るのが大事です。

たとえば
「数IIIの微積の穴埋め」
「共通テスト英語を時間内に解き切る」
「物理の電磁気を整理する」
など、目的を明確にしておくと受講後の満足度がかなり変わります。

さらに、受講後1〜2週間分の復習スケジュールをあらかじめ決めておくと、講習の効果が残りやすくなります。
講習は受けて終わりではなく、その後の復習で定着させて初めて意味があります。

夏は基礎固めや弱点補強、冬は実戦演習や志望校対策
という役割分担を意識すると、無駄が少なくなります。

また、講習を詰め込みすぎないことも重要です。
1日に何講座も入れるより、復習時間を確保した方が最終的には伸びやすいです。


※春期講習は少し別物として考えてよい

春期講習については、夏期講習や冬期講習とは少し違う見方ができます。

春期講習は、大手予備校の授業や講師、雰囲気を体験できる機会としてかなり優秀です。入学を決める前に複数の予備校で春期講習を受けてみるのは、十分に価値があります。

しかも、一般に春期講習は比較的安く設定されていることが多く、無料の体験講座が用意されている場合もあります。いきなり通年で申し込むより、まず春期講習で相性を確かめる方が失敗しにくいです。


まとめ

駿台や河合塾のような大手予備校で、通年の講座を受講せずに夏期講習や冬期講習だけ取る方法は、うまく使えば非常に効率的です。

短期集中で苦手分野を補えたり、予備校の自習室を使えたり、周囲の受験生から刺激を受けられたりするのは大きな魅力です。一方で、料金は意外と高く、人気講座は取りにくく、授業ペースも速いため、基礎が足りない人には負担が大きいという弱点もあります。

つまり、季節講習だけの受講は「自分で勉強を回せる人が、必要なところだけ大手予備校を使う」ための選択肢だと言えます。逆に、勉強の土台作りや日々のペース管理がまだ難しい人は、通年受講の方が合っているかもしれません。

結局のところ、重要なのは「講習を取るかどうか」ではなく、「その講習をどう使うか」です。目的を明確にし、復習計画まで含めて活用できれば、夏期講習や冬期講習だけでも十分に価値ある投資になります。

駿台の講習レビュー: おすすめの講習を紹介

私は駿台で浪人生活を送っていたため、数多くの講習を受講してきました。

その経験をもとに駿台の夏期講習や冬期講習のレビューを書きました。
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