大学受験駿台 講習 レビュー

駿台 化学特講III(有機化学)の難易度は?構造決定で差をつけたい人向け【夏期講習】

【駿台 夏期講習 】化学特講IIIレビュー 黒澤孝朋 先生 難易度・テキスト構成を紹介 どんな人におすすめ? 大学受験
この記事は約5分で読めます。

※この記事は広告を含みます

駿台の夏期講習「化学特講III(有機化学)」を、高卒生(浪人)のときに実際に受講しました。

結論から言うと、有機化学の構造決定で差をつけたい人のための講座です。

この記事では、難易度・テキスト構成・予習にかかる時間・向いている人と向いていない人を書きます。

講座名化学特講III(有機化学)
時期夏期講習
担当講師黒澤孝朋(ほかの講師も選べます)
授業時間50分×16コマ/ハイグレード講座(通常は1日4コマ×4日間)
予習時間1日(4コマ)ぶんで2〜3時間
難易度★★★★★
おすすめ度★★★★★

なお、どの講座を何講座取るかで講習の成果はかなり変わります。
私は夏と冬に6講座ずつ受けました。講座選びから迷っている人は、こちらもどうぞ。

講師

黒澤先生は有機化学の構造決定の教え方に定評があるイケメン超人気講師です。

先生は、単に解くのではなく速く解くことを重視しており、何をどのように考えるべきかを教えてくれます。

問題文の情報のまとめ方は非常に勉強になります。

難易度

東大、京大、東北大などの過去問の難しい構造決定問題を解説するので難易度は高いです。

予習

私の場合、1日(4コマ)ぶんの予習に2〜3時間かかりました。

テキストが分厚いので、全部に目を通そうとしないことが大事です。
授業で扱う演習問題を中心に、自分に必要なところを重点的に進めてください。

予習用のノートを1冊作って、予習でわからなかったこと・迷ったことをメモしておくのがおすすめです。
授業後の復習で、板書のノートと予習ノートを並べて見ると、自分のできていないところがはっきりします。

気をつけたいのは予習のストックです。
1日に2講座入る日は予習の時間がほとんど取れないので、テキストをもらったらすぐに予習を進めておかないと、予習なしで授業に出る羽目になります。

おすすめなのはどんな人?

東大、京大、東工大、東北大など難しい構造決定問題が出題される大学を志望する人におすすめです。

構造決定を速く正確にできるようになりたい人、構造決定の演習をたくさんしたい人(上記の大学を志望する人以外にとってはオーバーワークかもしれないことに注意)にもおすすめできます。

大学で化学を専攻する予定のやる気のある人。

受講して何ができるようになったか

いちばん大きかったのは、構造決定の「流れ」が頭に入ったことです。

初見の難しい問題でも、どこから手をつければいいかの糸口を見つけられるようになりました。
最難関大の構造決定でも臆することなく挑めます。

こんな人には向いていない

逆に、次のような人には必須ではありません。

  • 化学より物理を重視している人。同じ4日間なら物理に回したほうが伸びる場合があります
  • 構造決定が難しい形で出題されない大学を志望する人。オーバーワークになります

なお、化学特講には理論化学を扱う化学特講I、無機化学を扱う化学特講IIもあります。
自分が落としている分野に合わせて選んでください。

テキスト

・かなり分厚いです(約400ページ)。

・量が多すぎるのでテキスト全部に目を通すことは不可能だと思います。

・自分が必要だと思うところを重点的に勉強しましょう。

テキスト構成

第1章 有機化学の基礎
1.有機化合物
2.炭素の化学結合と有機分子の構造
3.分子式と不飽和度Iu
4.異性体

第2章 有機化合物の性質と反応
1.炭化水素
2.OやNを含む脂肪族化合物
3.芳香族化合物

第3章 有機化学のトレーニング
1.未知化合物の構造決定の手順
2.異性体を系統的にLIST UPするトレーニング
3.実験問題研究

付録
1.有機分子をつくる炭素の結合
2.有機化合物の性質、命名法

解答・解説
演習問題の解答
自習問題の解答・解説


各章、まとめとEXERCISES(練習問題)、演習問題から構成されています。

授業では、基本知識の説明と演習問題の解説が行われます。

時々受験に出る知識や理論(混成軌道、光学異性体、ケト-エノール互変異性など)が載っています。

受験では普通出題されないような大学レベルの知識・理論(超共役、求電子付加反応、各反応機構など)も載っています。
(化学科に進む人には役立つが、受験ではオーバーワーク)

補足

大学レベルの知識、理論がテキストに載っているので理解しておくと、大学で有機化学を勉強する際に楽です。

テキストの内容は駿台文庫の参考書「原点からの化学 有機化学」と似ているので有機化学が大好きな人はこちらも購入し見比べてみるのもよいと思います。

その他

駿台の講習は、どの講座を何講座取るかで結果が変わります。
夏と冬に6講座ずつ受けて分かった講座の選び方と、「取りすぎ」の境界線はこちらにまとめました。

他にも駿台の講習のレビューをしています。
こちらも見てください

コメント

タイトルとURLをコピーしました