【高校生必見】【公立進学校の厳しい現実】

【高校生必見】【公立進学校の厳しい現実】

2024年8月11日

私は毎年の東大合格者数が10~20名程度の公立進学校に通っていました。

今日は私が実際に通って感じた公立進学校の厳しい現実をご紹介します。

手遅れになる前の高校1,2年生はぜひ最後まで読んでみてください。

 

授業の進みが遅い

私立の中高一貫校に比べると授業進度は遅いです。

私の通っていた学校では数学の全範囲を学習し終えたのは高3の10月頃でした。

授業進度が遅いと演習量が少なくなってしまいます

早い時期から自分で演習を積む必要があります(当たり前ですが…)

 

文武両道ができるのは一握り

部活動に力を入れながら勉強も頑張りたいと思っている方は多いと思います。
文武両道を目指すのは良いことですが実際は非常に難しいです。
多くの人は部活動に力を入れると勉強時間が少なくなり成績が伸びません

 

文武両道が難しいことを示唆する根拠をご紹介します。

私は新型コロナウイルスが蔓延し、部活動が中止になることもあった時期に高校に通っていました。

部活動が中止になった時期部活動が中止になっていない通常時成績の分布には明らかな違いがありました。

部活動が中止になっていない通常時の定期テストの成績の分布は次のようでした。

山が2つになっているのがわかると思います。
成績が上位層と下位層で分かれています。

一方、部活動が中止になった時期の定期テストの成績分布は次のようでした。

山が1つで、成績中間層が多いのがわかります
十分な勉強時間を確保できたためでしょう。

緊急事態宣言によって部活動が中止になるたびに、このような結果が見られました。

この2つのグラフの形の変化から、部活動があると成績下位層増えていることがわかります
文武両道が難しいことを示唆していると思います。


中高一貫校でしたら授業の進度が早いので、部活に力を入れても受験までに十分な演習量を積めると思いますが、授業進度の遅い公立高校では文武両道は厳しいと思います。(浪人覚悟ならいいけど)

 
 

学校の先生は、高3の11月の引退まで運動部に所属していたのに現役で東大に合格した伝説の先輩の話を頻繁にしますがその人がすごいだけで再現性がありません

 

高3の学力格差がすごい

高3になると同級生の中で学力の差が浮かび上がります。
東大の合格が余裕な人がいる一方で、日本大学に受かるか微妙な人もいます。

高校入学時にはほとんど同じような成績だったのに、ここまで差が開いてしまいます。

 

早慶に合格した人の数は少ない

これは「公立進学校」だけの問題ではなく進学校全体の実態です。

早稲田大学や慶應大学は、東大など最上位国立志望の受験者が蹴ることが多いので大量に合格者数を出します。

さらに文系では、ほとんどの受験生が複数の学部を受験するため1人で3,4つ合格することは珍しくありません。

よって高校が「早慶合格者数100人」と公表しても、実際に100人の受験生が受かったのではありません。
実際に受かったのは30~40人だと思った方が良いです。

 

まとめ

私が実際に通って感じた公立進学校の厳しい点は次の3つです。

・授業の進みが遅い
・文武両道ができるのは一握り
・高3の学力格差がすごい
・(早慶に合格した人の数は少ない)

 

ここまで見ていただきありがとうございました。
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