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大学生になると、就活や留学を意識して「TOEICを受けてみようかな」と思う人は多いはずです。
ところが、いざ勉強を始めようとすると書店やネットには無数の参考書が並んでいて、どれを選べばいいのか分からなくなりませんか?
実は、TOEICのスコアを伸ばすために必要なのは「自分の英語レベルに合った参考書を選んで、最後までやり切ること」だけです。
逆に、むやみにいろいろな本に手を出してしまうと、知識が中途半端になりスコアも伸びません。
この記事では、大学生がTOEIC対策で本当に使うべき参考書を厳選し、スコア別に「どの本を選ぶべきか」を分かりやすく解説していきます。
この記事でわかること
✅目標スコア別に、買うべき参考書がひと目で分かる早見表
✅大学生に必要な参考書は結局のところ何冊なのか
✅買った参考書の使い方(単語帳・文法書・模試それぞれの回し方)
✅文法・リスニング・長文でつまずいたときに足す1冊
✅大学生はTOEICで何点取ればいいのか(IIBCの公式データつき)
【早見表】大学生のTOEIC参考書ルート(目標スコア別)
細かい話の前に、結論から出します。この記事で紹介する参考書を目標スコア別に並べた一覧です。自分の目標の行だけを見れば、買うべき本がそろいます。
| 目標 | 単語・熟語 | 文法 | 問題演習 | 冊数 | 目安期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 500点 | 銀のフレーズ | — | はじめて受けるTOEIC 全パート完全攻略 | 2冊 | 約2か月 |
| 600点 | 世界一わかりやすいTOEICの英単語 | 世界一わかりやすいTOEICの英文法 | 総合模試1[600点突破レベル] | 3冊 | 約3か月 |
| 700点 | 世界一わかりやすいTOEICの英単語(継続) | (600点の本を復習) | 2か月で攻略 TOEIC L&R 730点! | 2冊 | 約3か月 |
| 800点 | 金のフレーズ+金の熟語 | — | 総合模試[800点突破レベル] | 3冊 | 約4〜6か月 |
| 900点 | 黒のフレーズ | 990点獲得 Part5&6 難問模試 | 990点 新・全方位リスニング/990点獲得 最強Part7模試 | 4冊 | 6か月〜 |
表を見て分かるとおり、どのレベルでも必要なのは2〜4冊だけです。10冊並べる必要はありません。それぞれの本の役割と選ぶ理由は、このあと順番に説明していきます。
買ったあとの使い方(単語帳は何周するか、模試は何回解くか)は記事の後半にまとめました。参考書は選んだ時点では1点も上がりません。回し方のほうが大事です。
自分に合った参考書の選び方
参考書を選ぶときに一番大事なのは、「今の自分の英語力に合っているかどうか」です。
たとえば、まだ基礎的な文法や単語があやふやな状態でいきなり難しい問題集に挑戦しても、理解できずに挫折してしまいます。
逆に、すでに600点以上の力がある人が初級者向けのテキストばかりをやっても、新しい知識が得られずスコアは頭打ちになります。
つまり、参考書は「数」ではなく「レベル感」が最重要。
TOEICは出題パターンが決まっているので、適切な一冊を選んで繰り返しやり込むことが、最短ルートでスコアアップする方法なのです。
自分の点数を知ることから始めよう
参考書選びで一番大切なのは、今の自分の実力を正しく把握することです。
なぜなら、500点レベルの人と800点レベルの人では、必要な勉強内容も参考書もまったく違うからです。
点数を知る方法は大きく2つあります。
- 公式TOEICを一度受験する
→ 正確な点数が分かり、就活や履歴書にそのまま書ける。 - 市販の模試やスタディサプリなどの模試機能を活用する
→ 本番を受ける前に「大まかなスコア感」をつかむことができる。
「いきなり公式試験を受けるのはハードルが高い」という人は、まずは模試形式で解いてみるのがおすすめです。
その結果をもとに、自分の英語力に合った参考書ルートを選んでいきましょう。
TOEICの公式受験を検討している人は下の記事をぜひ読んでください。
安く受験する方法を紹介しています。
まだ1度も受けたことがない大学生へ|参考書を買う前の3ステップ
「点数が分からないから参考書も選べない」という人は、次の順番で進めてください。
- 市販の模試を1回、時間を測って解く
この記事で紹介している問題集にはどれも模試が付いています。正答数からおおよそのスコアが分かります。 - 出た点数のひとつ上のレベルの本を買う
400点台なら500点ルート、550点なら600点ルート。背伸びをすると挫折します。 - 先に受験を申し込んでから勉強を始める
締切が無いと単語帳は終わりません。日付が決まった時点で勉強が始まります。
ちなみにIIBCの公式データ(TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2025)によると、公開テストを受けた学生の平均は592点、大学1年生に限ると555点です。初回で500点台なら、まったく悪くない位置にいます。
同じデータで学年別の平均を見ると、1年555点 → 2年589点 → 3年602点 → 4年613点。3年間で58点しか動いていません。大学に通っているだけでは上がらない、ということです。参考書を1冊やり切るかどうかで差が付きます。
TOEICの参考書は何冊必要? 大学生は「3種類」そろえば足りる
書店のTOEICコーナーには100冊以上が並んでいますが、役割で分けるとたった3種類しかありません。
- 単語帳……知らない単語は、何回聞いても読んでも分かりません。全パートの土台になります。
- 文法書……Part5・6を速く正確に処理するため。ここで短縮した時間がそのままPart7に回ります。
- 問題集(模試)……TOEICは2時間200問の処理速度を測る試験です。形式に慣れていないだけで100点は落とします。
つまり各1冊ずつ、合計3冊が基本形です。800点以上を狙う段階になってから、熟語帳やパート別の対策本を足していきます。
逆に、伸びない人の買い方は決まっています。1冊を終える前に次の本を買うやり方です。TOEICは出題パターンが固定されているので、同じ本を繰り返すほど得点効率が上がります。新しい本に移ると、そのたびに「まだ覚えていない単語」が最初からやり直しになります。
中古で買うのは単語帳だけにしてください。問題集は版が変われば問題も解説も変わりますし、リスニング音源の配布方法(CD・アプリ・ダウンロード)も変わります。数百円をけちって音源が聞けないのが、一番もったいないパターンです。
TOEIC参考書ルート
500点レベル(基礎徹底ルート)
目標:単語・文法・リスニングの基礎を固めて500点台を突破!
TOEIC500点を目指す人は下の2冊だけで大丈夫。
この2冊を極めましょう!
単語帳: 出る単特急 銀のフレーズ
最頻出にして最重要単語1000語を、頻出フレーズに凝縮。
丁寧に穴をつぶして、最短ルートで500点を突破しましょう。
問題演習: はじめて受けるTOEIC テスト 全パート完全攻略
TOEICのスコアアップに必要な全て(パート別攻略+実力UP勉強法+完全模試)が入った「一冊完結」型の総合対策本です。
何から始めてよいか分からない人、何をすればよいか分からない人へ。
「この1冊でOK! 」な、全パート対策の決定版です。
これだけでグッと差が出る解法テクニック27付き。
600点レベル(日大レベル)
目標:基礎を定着させて、600点(履歴書に書けるレベル)へ!
TOEIC 600点を目指す大学生には関正生 先生の参考書がおススメです。
紹介する3冊を徹底的に頭に入れましょう!
単語帳: 世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
「丸暗記なしに覚えられる」だけでなく、TOEICテスト本番にそのまま出て、得点になる語句を厳選。
それも、単に「よく出る」ものを選んだだけでなく、「設問に関わりやすい語句・得点に直結する語句」を「きちんと解説」。
600点突破を目指す人・600→800点超えを目指す人の両方に最適。
文法: 世界一わかりやすいTOEICテストの英文法
英文法を体系的にわかりやすく学びながら、スコアを上げることができる唯一無二のTOEIC文法書。
基本となる英文法事項をPart 5によく出る順に学べる!
問題演習: 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試1[600点突破レベル]
600点突破を目指す初心者のために作られた全400問。
上級者向けの「難問」を排除することで、目標達成までに一切ムダのない準備が可能に。
・従来のTOEIC攻略本と一線を画した、「英語の核心」がしっかりわかる解説。
・リスニングの細かな音を詳解!「聞き取れない原因」がよくわかる。
・パート5のすべての文は「構文解析」付きだから、理解できない文の構造も一目瞭然。
解くだけで終わらない、これ1冊で実力が上がる。
文字通り「わかりやすい」模試2セットで、目標クリアを徹底サポート。
700点レベル(MARCH・地方国公立レベル)
目標:就活で「強い」TOEICスコアに!
単語帳: 世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
「丸暗記なしに覚えられる」だけでなく、TOEICテスト本番にそのまま出て、得点になる語句を厳選。
それも、単に「よく出る」ものを選んだだけでなく、「設問に関わりやすい語句・得点に直結する語句」を「きちんと解説」。
700点突破を目指す人に最適。
問題演習: 2ヵ月で攻略TOEIC L&Rテスト730点!
少し古い参考書ですが、700点を取る実力をつけるには、この参考書で演習することがおすすめです。
「730点超の人は正解しているのに、600点前後の人は正解できない問題」を抽出・分類しており、700点を取るためには必要な要素に注力できます。
600点前後の人が受験中に悩んだ覚えがあるはずの問題をピックアップし、
弱点を得点源に変えられるようにトレーニングします。
800点レベル(早慶・旧帝大レベル)
目標:海外で英語を使えるレベルの読解力・リスニング力を身につける!
800点を目指すには、TOEICによく出るビジネス英語を押さえる必要があります。
下に紹介する参考書は、どれも名著で私も今でも使っています。
単語帳: 出る単特急 金のフレーズ (通称 金フレ)
TOEIC界の絶対バイブル「金フレ」です。
この単語帳に載っている単語全てを覚えれば、リーディングの問題で困ることはほぼありません。
熟語帳: 出る単特急 金の熟語
TOEICで800点を超えるには、単語帳だけでなく熟語帳も必要です。
成績が伸び悩んでいた人が熟語を覚えるだけで点数が上がったということも。
この「金の熟語」は私も実際に使って非常に満足しています。
これ1冊で、TOEICに出る熟語の総ざらいができます。
質・内容・コスパ、これ以上のTOEIC熟語集はありません。
問題演習: 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試1[800点突破レベル]
本物のテストのようにリアルであることはもちろんのこと、
選択肢のひっかけ方や問題のバランスなど、細部までこだわりぬいて作問されています。
本番で必ず点数に結びつく、良質の問題がたくさん!
900点レベル(東大レベル)
目標:ほぼ満点を狙える“上級者の壁”を突破!
ただやみくもに勉強するだけでは900点は超えません。次に紹介する上級者向けの単語帳や参考書を活用しましょう。
本番の試験よりも高い難易度の教材で勉強すれば、本番の試験に平常心で臨めるはずです。
単語帳: 上級単語特急 黒のフレーズ
Aランク: 600点から800点レベルの「やや難」単語
Bランク: 800点から900点レベルの「難」単語
Cランク: 900点から950点レベルの「超難」単語
Sランク: 950点から990点レベル「鬼難」単語
各ページに全てのランクの単語が収録されています。
900点を突破するには難単語も頑張って覚えましょう!
問題演習: TOEICテスト990点 新・全方位 リスニング
複数の正解を選ぶ、通常の倍の設問に答えるなど、実際のTOEICの2~3倍の負荷がかったトレーニング問題で練習できます。
この参考書でリスニングを対策すれば、圧倒的な実力をつけることができ、新形式問題にも余裕で対応できるはずです。
問題演習: 990点獲得 Part 5 & 6 難問模試
Part7に時間をかけるために、「正確に」「素早く」解いていきたいPart5&6ですが、実際の問題には難問と言われる問題が必ず数問含まれています。それらに時間をかけてしまうとPart7を解く時間に余裕がなくなり、満点から遠のいてしまいます。
そんな難問のパターンを研究し、全ての問題を難問にしたのが本書です。
高所トレーニングのように最大の負荷をかけた練習をすることで、1問もとりこぼすことなく、全問正解を狙える実力をつけていきます。
問題演習: 990点獲得 最強Part 7模試
Part7で落としてしまって満点が取れない、900点を越えられないという人のための対策本です。
英文の意味は取れているのに正解の根拠を探すのに時間がかかってしまい、結果的に間違えてしまったり、最後まで終わらなかったりという悩みを解決します。
新テストでは拾い読みやテクニックだけで全問正解をするのが困難なため、精読が必須。その対策として本書では、長文を正確に素早く読む実力をつけるためのトレーニングを、2か月間計画的に行なっていきます。
本番に近いクオリティの問題と、徹底して精読と速読の実力をつけるための解説と特訓で、Part7全問正解を確実なものとする力を養えます。
参考書の使い方|大学生のためのTOEIC勉強法
ここまでで買う本は決まりました。ここからが本題です。同じ参考書を使っても、回し方で結果は変わります。種類別に、やるべきことを書きます。
単語帳は「1日100語×10日で1周」を7周
1日10語を丁寧に覚えるやり方は、TOEICの単語帳には向きません。1000語を覚え終わるのに100日かかり、そのころには最初の単語を忘れているからです。
1日100語を10日で1周し、それを7周する。1周目は8割忘れて構いません。7周目には見た瞬間に意味が出るようになります。1回の学習は「日本語訳を隠して、意味が出るか確認するだけ」。書き取りは不要です。
金のフレーズや銀のフレーズがフレーズ単位で載っているのは、TOEICが単語を文脈ごと出す試験だからです。単語だけを切り出して覚えず、フレーズごと音読してください。リスニングにもそのまま効きます。
文法書は「読んでから解く」ではなく「解いてから読む」
文法書を1ページ目から読み始めると、たいてい仮定法あたりで力尽きます。先にPart5の問題を解いて、間違えた項目の解説だけを読むほうが速いです。
TOEICのPart5は30問を1問20秒・合計10分で抜けるのが目標です。品詞問題(空所の前後を見るだけで解ける問題)なら5秒で処理できます。文法書を読む目的は知識を増やすことではなく、考えずに解ける問題を増やすことです。
模試・問題集は「2回解く」。1回目より2回目が本番
模試を解きっぱなしにして次の模試へ進むのが、一番もったいない使い方です。
- 1回目:本番と同じ2時間で通して解く
途中で止めない。時間が足りなくて塗り絵になった場所こそが弱点です。 - 採点後:間違えた理由を3つに仕分ける
①単語を知らない ②文法が分からない ③時間が足りない。対処法がまったく違います。 - 2回目:時間無制限で、全文を訳しながら解き直す
リスニングはスクリプトを見ながら音読。ここで実力が付きます。
①単語を知らないなら単語帳に戻る、②文法なら文法書の該当項目だけを読む、③時間が足りないなら解く順番とPart5の処理速度を見直す。模試は点数を測る道具ではなく、次に開く本を決めるための道具です。
大学生が勉強時間を作れる場所は決まっている
大学生は社会人と違って、まとまった時間よりも細切れの時間のほうが多く取れます。
- 通学の電車……単語帳。往復1時間なら100語は回せます。
- 空きコマ……Part5を20問。ちょうど10分で終わります。
- 休日のどこか2時間……模試を通しで1回。ここだけはまとめて取ります。
逆に言うと、休日の2時間を確保できる週にしか模試は入れられません。試験日から逆算して、模試を解く日を先にカレンダーへ置いてしまうのが確実です。
目標スコアごとに必要な勉強時間の目安は、下の記事にまとめています。
弱点別:文法・リスニング・長文でつまずいたときに足す1冊
模試を解いて弱点がはっきりしたら、そこだけを潰す本を足します。全部を平均的に上げようとすると時間が足りません。
Part5・6(文法)が10分で終わらない
600点を目指す段階なら『世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』です。Part5に出る順に並んでいるので、前から読むだけで出題頻度の高い項目から埋まります。
すでに700点前後あってPart5だけが遅い、という人は『990点獲得 Part5&6 難問模試』まで飛んで構いません。全問が難問なので、本番の問題が簡単に感じられるようになります。
Part3・4(リスニング)が聞き取れない
聞き取れない原因は、発音を知らないか速さに付いていけないかのどちらかです。前者なら、単語帳の音源を使ってフレーズごと音読するのが最短です。
後者なら『TOEICテスト990点 新・全方位 リスニング』。本番の2〜3倍の負荷をかけた問題が入っているので、これに慣れると本番がゆっくり聞こえます。900点向けの本ですが、リスニングだけを鍛える用途なら700点台でも使えます。
Part7(長文)が最後まで終わらない
Part7が終わらない人の大半は、Part5・6で時間を使いすぎています。まずそちらを10分に収めるのが先です。
それでも足りないなら『990点獲得 最強Part7模試』で、長文を正確かつ速く読む訓練を2か月分こなします。拾い読みのテクニックではなく精読で速くする本なので、遠回りに見えて確実です。
大学生はTOEICで何点取ればいいのか
参考書を選ぶ前に、目標を現実的な位置に置いておきます。根拠はすべてIIBCの公式データです。
| スコア | 位置づけ |
|---|---|
| 550点 | 企業が新入社員に期待する平均 |
| 560点 | 企業が技術部門の社員に期待する平均 |
| 580点 | 企業が営業部門の社員に期待する平均 |
| 592点 | 公開テストを受けた学生の平均 |
| 600点 | 履歴書に書いてマイナスにならないライン |
| 705点 | 企業が海外部門の社員に期待する平均 |
| 730点 | 就活で「英語ができる」と見てもらえるライン |
| 795点以上 | 学生の上位5.5% |
| 895点以上 | 学生の上位2.9% |
注目したいのは、英語活用実態調査2022で技術部門に期待されている平均が560点だという点です。就活のために900点が要る、という話ではありません。多くの大学生にとっては600点が最初の目標、次が730点で十分です。
同じ調査で、採用時にスコアを要件・参考にしている(今後その可能性がある企業を含む)のは73.6%。スコアが無いこと自体で落とされるわけではありませんが、あれば見てもらえる、という程度に捉えるのが実態に近いです。理系の学生に何点必要かはこちらの記事で詳しく書いています。
よくある質問
Q. 公式問題集だけで大丈夫ですか?
A. 現在の実力が700点を超えているなら、公式問題集の演習だけでも回ります。600点未満の人には向きません。公式問題集には解説がほとんど付いておらず、なぜ間違えたのかが分からないからです。解説の厚い市販の問題集から始めてください。
Q. 金のフレーズと銀のフレーズ、どちらを買えばいいですか?
A. 現在600点未満なら銀のフレーズ、600点以上なら金のフレーズです。銀は600点を取るための1000語、金は730点以上を取るための1000語で、収録語がほとんど重なりません。500点台の人がいきなり金フレを開くと、知らない単語だらけで手が止まります。
Q. 参考書は何冊買えばいいですか?
A. 同時に進めるのは3冊までです。単語帳1冊・文法書1冊・問題集1冊。この3冊を終わらせてから次を買ってください。TOEICは出題範囲が狭いので、冊数ではなく反復回数が点数になります。
Q. アプリだけで何とかなりませんか?
A. 単語と文法の反復はアプリでも回せます。ただし2時間200問を通しで解く練習だけは、紙で1度やってください。本番はマークシートなので、時間配分とマークを塗るスピードの感覚が別物だからです。
Q. 独学で何点まで行けますか?
A. 900点までは独学で届きます。TOEICは出題形式が完全に固定されていて、市販の教材だけで対策が完結する試験です。スクールが効くのは「自分では勉強時間を確保できない人」の場合で、内容の問題ではありません。
Q. 大学何年生で受けるのがいいですか?
A. 1年生のうちに1回、3年生の春までに目標スコアを取るのが理想です。大学受験の英語を覚えているうちに受けると初回のスコアが高く出ますし、就活のエントリーシートでスコアが要るのは3年生の後半です。それまでに取り終えていれば、就活の時期に英語の勉強をしなくて済みます。
Q. 受験料が高いのですが、安くする方法はありますか?
A. あります。大学生には大学生協のバウチャーやIPテストなど、社会人には使えない手段がいくつもあります。受験料を安くする方法の記事にまとめてあります。
まとめ|参考書は「選ぶ」より「終わらせる」
この記事の要点です。
- 必要なのは単語帳・文法書・問題集の3種類だけ。同時に進めるのは3冊まで。
- 本は今の実力のひとつ上を選ぶ。背伸びすると挫折し、易しすぎると伸びない。
- 単語帳は1日100語で7周。文法書は解いてから読む。模試は2回解く。
- 模試は点数を測る道具ではなく、次に開く本を決める道具。
- 大学生の現実的な目標は600点、次に730点。技術部門への期待値は560点。
- 先に受験を申し込む。締切が決まった日から勉強が始まる。
参考書選びで悩んでいる時間は1点にもなりません。早見表から自分のレベルの行を選んで、今日から1冊目を始めてください。



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