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受験用プリンターはA3手差しだと後悔する|コピー機の選び方と失敗談

【受験勉強におすすめのコピー機】過去問演習に必須! コピー機選びのポイントを紹介 大学受験
この記事は約21分で読めます。

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受験用にプリンター(コピー機)を買おうとして、「A3対応」と書いてある機種を選ぼうとしていませんか。

私は実際にそれで失敗しました。A3対応と書いてあったのに、A3は背面から1枚ずつ手で差し込む方式で、過去問をまとめて刷るという用途にはまったく向いていなかったのです。

A3対応って書いてあったのに?

カタログの「A3対応」は、A3の紙を100枚セットできる機種と、A3を1枚ずつ手で差し込む機種の両方に使われます。この差はカタログの表紙では分かりません。

この記事では、実際に買って使っている立場から、次のことをまとめました。

この記事でわかること
  • 「A3対応」の落とし穴と、仕様表のどこを見れば見分けられるか
  • 赤本(A5判)を本番サイズに拡大するときの倍率早見表
  • コンビニと自宅、何枚刷ったらどちらが安くなるのか
  • レンタルを選ぶべき人・買ったほうが安い人
  • 用途別のおすすめ3モデル(私が使っている機種の後悔も含めて)

高校受験・中学受験でも選び方の考え方は同じです。

  1. 結論|受験用プリンターは「A3を何枚セットできるか」で決まる
  2. 「A3対応」には手差し1枚と自動給紙の2種類がある
    1. 私が買った機種はA3が「手差し最大1枚」だった
    2. A3を100枚セットできる機種との違い
    3. 仕様表のどこを見れば見分けられるか
  3. 赤本(A5判)を本番サイズに拡大する倍率早見表
    1. まず赤本の解答用紙のページを見る
  4. ADF(自動原稿送り)があると過去問の取り込みが一気に終わる
  5. コンビニと自宅、何枚刷ったらどちらが安いか
    1. コンビニのコピー料金
    2. 自宅で刷った場合の1枚あたり
    3. 何枚刷ると本体代の元が取れるか
    4. 正直な結論:印刷代の節約だけでは元は取れない
  6. コピー機をレンタルするべきか
  7. 受験と大学生活で実際に使う場面
    1. 過去問演習
    2. 模試の解き直しと小論文・面接対策
    3. 大学生になってからも使う
  8. 買う前に確認する6項目
    1. ① A3の給紙方式と枚数
    2. ② ADFの有無と枚数
    3. ③ 拡大・縮小の倍率
    4. ④ インク方式(エコタンクかカートリッジか)
    5. ⑤ 本体のサイズと重さ
    6. ⑥ スマホから直接印刷できるか
  9. 用途別のおすすめ4モデル
    1. A3をまとめて刷るなら|ブラザー MFC-J7110CDW
    2. A4で足りてインク代を抑えたいなら|エプソン EP-M476T
    3. 私が実際に使っている機種|エプソン EP-988A3
    4. 予算に余裕があるなら|エプソン EW-M5610FT
  10. よくある質問
    1. 大学受験にプリンターは本当に必要ですか?
    2. 赤本は何%に拡大すればいいですか?
    3. A3対応と書いてあれば安心ですか?
    4. 高校受験・中学受験でも同じ選び方でいいですか?
    5. プリンターは店舗とネットのどちらで買うべきですか?
  11. まとめ

結論|受験用プリンターは「A3を何枚セットできるか」で決まる

先に結論を書きます。受験用に選ぶなら、見るべき仕様は「A3を一度に何枚セットできるか」です。

この記事で取り上げる4機種を、その軸だけで並べるとこうなります。

機種A3を一度にADF実勢価格
ブラザー MFC-J7110CDW100枚(背面多目的トレイ)50枚約3万3千円
エプソン EW-M5610FT20枚(背面MPトレイ)35枚約6万7千円
エプソン EP-988A3
(私が使っている機種)
1枚(手差し)なし約3万6千円
エプソン EP-M476TA3非対応(A4まで)なし約2万6千円

価格帯はほとんど同じなのに、A3の扱いはここまで違います。「A3対応」という4文字だけで選ぶと、この差に気づけません。

価格は2026年9月時点でAmazonを確認したときのものです。プリンターは値動きが大きいので、実際の金額は必ずリンク先で確認してください。

「A3対応」には手差し1枚と自動給紙の2種類がある

私が買った機種はA3が「手差し最大1枚」だった

私が使っているのはエプソンのEP-988A3という機種です。型番にA3と入っていますし、商品ページにもA3対応と書いてあります。

ところがメーカーの仕様表を見ると、背面トレイの欄に「手差し最大枚数1枚(最大サイズ A3)」と書かれています。A3は1枚刷るごとに紙を差し込み直す必要がある、ということです。

過去問を1年分刷ると、3科目で30枚前後になります。これを1枚ずつ差し込むのは、想像以上に苦痛です。結局私は、A3で刷るのをあきらめてA4に縮小して使っていました。

A3を100枚セットできる機種との違い

同じ3万円台でも、ブラザーのMFC-J7110CDWは背面の多目的トレイにA3を100枚までセットできます。刷りたい枚数を指定して放っておけば終わります。

エプソンのEW-M5610FTは背面MPトレイに20枚。1枚よりははるかに現実的ですが、100枚と比べると途中で足す手間があります。

同じ「A3対応」でも、1枚・20枚・100枚とまったく違います。受験で過去問を刷るなら、ここが一番効いてきます。

仕様表のどこを見れば見分けられるか

メーカーの製品ページで「仕様」のタブを開き、給紙(用紙関係)の欄を探してください。見るのは次の2つです。

  1. 給紙カセット(用紙トレイ)の対応サイズ:ここにA3があれば理想ですが、家庭用の価格帯ではまずA4までです
  2. 背面トレイ(リアトレイ・多目的トレイ)の対応サイズと最大枚数:ここが実質の勝負どころ。「A3/100枚」なのか「A3/1枚」なのかを必ず読む

「手差し」という言葉が出てきたら、枚数を確認してください。手差しでも複数枚セットできる機種はありますが、1枚と書いてあれば1枚です。

赤本(A5判)を本番サイズに拡大する倍率早見表

赤本や青本はA5判(148×210mm)です。本番の問題冊子はこれより大きいので、そのまま刷ると本番と違う大きさで練習することになります。

拡大コピーの倍率は感覚で決めるものではなく、用紙サイズごとに決まった数字があります。よく使う組み合わせをまとめました。

元のサイズ刷りたいサイズ倍率
A5(赤本)B5122%
A5(赤本)A4141%
A5(赤本)B4173%
A5(赤本)A3200%
A4B4122%
A4A3141%
B5A4115%

赤本の見開き(A5が2ページ分=A4相当)をそのままA3に刷りたい場合は141%です。1ページだけをA3いっぱいに使いたい場合が200%になります。

まず赤本の解答用紙のページを見る

赤本には解答用紙が収録されていることがあり、そのページに「◯%に拡大すると実物大になります」と書かれている場合があります。書いてあるならその数字が正解なので、早見表より優先してください。

記載がない場合は、上の早見表からA4かB4で刷っておけば、本番との差で困ることはほとんどありません。

用語:定形倍率
A判・B判の用紙は、隣り合うサイズの辺の比が決まっています。そのため拡大・縮小の倍率も122%・141%・173%といった固定の数字になります。コピー機のボタンにあらかじめ登録されていることが多いです。

なお、この倍率を自由に設定するには25%〜400%の範囲で1%刻みに指定できる機種が必要です。この記事で挙げた3機種(MFC-J7110CDW/EP-M476T/EP-988A3)はいずれも25〜400%に対応しています。

ADF(自動原稿送り)があると過去問の取り込みが一気に終わる

意外と見落とされるのがADFです。

用語:ADF(自動原稿送り装置)
読み取りたい原稿を上のトレイにまとめてセットすると、1枚ずつ自動で送り込んでコピー・スキャンしてくれる装置です。これがない機種は、1ページごとにフタを開けて原稿を置き直すことになります。

私のEP-988A3にはADFがありません。仕様表には「読み取りヘッド移動による原稿固定読み取り」とだけ書かれています。30ページの過去問をコピーするには、30回フタを開け閉めします。

ブラザーのMFC-J7110CDWはADFに50枚、エプソンのEW-M5610FTは35枚セットできます。過去問を丸ごと1年分取り込むなら、この差は作業時間そのものです。

ただしADF付きの機種は本体が大きくなります。A4までで足りるなら、ADFなしのコンパクトな機種のほうが部屋には収まります。

コンビニと自宅、何枚刷ったらどちらが安いか

「コンビニで刷ればいいのでは」と考える人も多いと思います。実際に計算してみます。

コンビニのコピー料金

セブン-イレブンの公式サイトに載っている料金です(2026年9月時点)。

種類サイズ1枚
白黒B5/A4/B4/A310円
カラーB5/A4/B450円
カラーA380円

白黒はサイズを問わず10円です。過去問はほぼ白黒なので、この10円が比較の基準になります。

自宅で刷った場合の1枚あたり

メーカーが公表しているインク代に、コピー用紙代(500枚で500円前後なので1枚あたり約1円)を足した実質の単価です。

機種白黒インク代紙込みの実質コンビニとの差
エプソン EP-M476T約0.3円約1.3円8.7円お得
エプソン EW-M5610FT約0.5円約1.5円8.5円お得
ブラザー MFC-J7110CDW約1.8円約2.8円7.2円お得

エコタンク方式(EP-M476T、EW-M5610FT)が安いのは、インクをボトルで補充するからです。カートリッジ方式のMFC-J7110CDWでも、コンビニの10円よりはずっと安く済みます。

何枚刷ると本体代の元が取れるか

本体価格を「コンビニとの差額」で割ると、元が取れる枚数が出ます。

機種本体元が取れる枚数
エプソン EP-M476T約2万6千円約3,000枚
ブラザー MFC-J7110CDW約3万3千円約4,600枚
エプソン EW-M5610FT約6万7千円約7,900枚

受験1年で何枚刷るかというと、過去問1年分が3科目で30枚前後、第一志望10年分で300〜500枚、併願校を含めても1,000〜1,500枚あたりが現実的なところです。模試の解き直しや参考書のコピーを足しても、3,000枚に届く人はそう多くありません。

正直な結論:印刷代の節約だけでは元は取れない

受験の1年間だけで考えると、印刷代だけで本体代を回収できる人は少数派です。「コンビニより安いから買う」という理由づけは、正直に言って弱いです。

では買う意味がないかというと、そうではありません。私が使っていて本当に助かったのは、お金ではなく次の3点でした。

  • 深夜でも刷れる。過去問を解こうと決めた22時に、その場で刷って始められます
  • 往復の時間が消える。コンビニまで片道5分でも、週2回×40週で13時間ほどになります
  • 倍率を何度でも試せる。141%で刷って小さいと感じたら、すぐ173%で刷り直せます。コンビニだと失敗のたびにお金がかかります

買うかどうかは「印刷代が浮くか」ではなく、この3つに3万円を払う価値があるかで決めるのが正しいと思います。

コピー機をレンタルするべきか

「受験 コピー機」で検索すると、業務用の複合機を受験期だけ貸してくれるレンタルサービスがいくつも出てきます。これを選ぶべきかどうかも整理しておきます。

レンタルは月額制です。受験が終われば返せるので部屋に残りませんし、業務用なのでA3も高速で刷れます。ただし月額×使う月数が総額になるので、長く使うほど購入との差は縮まります。

レンタルが向く購入が向く
使う期間半年程度で終わる1年以上/大学でも使う
刷る量毎日A3を何十枚も週に数回まとめて
人数きょうだいが同時に受験本人1人
置き場所業務機が置けて搬入経路もある机の横や棚に収めたい

大学受験で本人1人分なら、3万円台の複合機を買ってしまったほうが安く収まることが多いと思います。大学に入ってからも使えるので、実質の使用期間が1年では終わらないからです。

レンタルの月額は会社と機種で大きく変わります。検討するなら必ず複数社で見積もりを取り、月額×使う月数を購入価格と並べて比べてください。

受験と大学生活で実際に使う場面

過去問演習

共通テストや各大学の過去問はA5サイズの過去問題集(赤本など)にまとめられていて、文字が小さく、冊子が分厚くて直接書き込めません。特に国語や英語の長文は、実際の試験と見た目が違いすぎて感覚がつかめません。

拡大コピーして本番に近いサイズで解くと、1行あたりの文字数や余白の使い方まで本番と同じになります。これは本を開いて解いていたときには気づけなかった差でした。

模試の過去問をPDFで手に入れた場合も同じで、印刷して時間を計って解かないと意味が半減します。

模試の解き直しと小論文・面接対策

間違えた問題は、白紙の状態でもう一度解かないと定着しません。1回目の書き込みが残っていると答えを覚えてしまうので、解き直す前提ならコピーが要ります。

小論文は、自分の答案をコピーして書き込みながら添削すると改善点が見えます。面接練習の想定問答も、印刷して持ち歩けるようにしておくと直前に見返せます。

共通テストの予想問題パックも、2周目を解くなら解答用紙をコピーしておく必要があります。

大学生になってからも使う

大学に入ると、レジュメや配布資料の印刷量が一気に増えます。図書館やコンビニに行かずに済むだけで、かなり時間が浮きます。

レポートや卒業論文は、画面で見るより紙に刷って読み返したほうが誤字に気づきます。ゼミやグループワークの資料づくりでも使います。

定期テスト前に先輩から過去問のPDFをもらったときも、結局は印刷することになります。

受験の1年だけでなく大学の4年間も使うと考えると、3万円の見え方は変わってきます。

買う前に確認する6項目

ここまでの内容をチェックリストにまとめます。商品ページではなくメーカーの仕様表で確認してください。

① A3の給紙方式と枚数

最重要です。「A3/手差し1枚」なのか「A3/100枚」なのかで、使い勝手がまるで違います。A4で足りると割り切れるなら、この項目は無視して構いません。

② ADFの有無と枚数

過去問を丸ごと取り込むならほしい機能です。仕様表に「ADF」または「オートドキュメントフィーダー」の欄があるかを見ます。欄そのものがなければ非搭載です。

③ 拡大・縮小の倍率

赤本を本番サイズに直すのに必須です。25%〜400%を1%刻みで指定できれば十分です。最近の家庭用複合機はほとんどこの仕様なので、よほど安い機種でなければ問題になりません。

④ インク方式(エコタンクかカートリッジか)

エコタンク(大容量インク)カートリッジ
本体価格高め安め
1枚あたり0.3〜0.5円1.8〜15円と幅が大きい
補充の手間ボトルで補充。頻度は低い切れるたびに交換
弱点使わないとインクが乾く/本体が大きめ使うほど高くつく

週に3回以上刷るならエコタンク一択だと思います。私はそこを読み違えました。

買うときは「印刷の頻度はそこまで高くないだろう」と考えてカートリッジ式を選んだのですが、実際には毎日のように刷る生活になりました。カートリッジはすぐ切れますし、交換のたびに買いに行くのも面倒です。

しかも私の機種はA4カラー文書が1枚約15円(メーカー公表値、増量インク使用時)です。コンビニのカラーコピーが50円なので安いことは安いのですが、エコタンク機の0.8円と比べると20倍近い差があります。

⑤ 本体のサイズと重さ

仕様表には「収納時」と「使用時」の2つの寸法が載っています。置き場所を測るときに見るのは使用時のほうです。背面トレイを立て、前のトレイを引き出した状態が使用時で、奥行きが2倍近くなる機種もあります。

機種使用時の寸法質量
エプソン EP-M476T375×578×253mm約4.1kg
エプソン EP-988A3479×668×295mm約8.5kg
ブラザー MFC-J7110CDW576×477×305mm約20kg

A3を100枚セットできるMFC-J7110CDWは、その分だけ幅も重さもあります。20kgは棚に載せる前提なら要注意です。A3を捨ててA4に割り切れば、4kg台の機種で済みます。

⑥ スマホから直接印刷できるか

模試の過去問PDFや先生から送られた資料は、スマホに届くことが多いです。パソコンを経由せずそのまま刷れると手間が減ります。

仕様表でAirPrint(iPhone)やMopria(Android)への対応を確認してください。最近の機種はほぼ対応しています。

用途別のおすすめ4モデル

ここまでの条件で選ぶと、次の4つに絞られます。

A3をまとめて刷るなら|ブラザー MFC-J7110CDW

この記事の基準でいちばん条件を満たすのがこの機種です。背面の多目的トレイにA3を100枚、ADFに50枚セットできて、実勢価格は約3万3千円。2026年2月に出た比較的新しいモデルです。

  • A3:背面多目的トレイに100枚/自動両面印刷もA3まで対応
  • ADF:50枚
  • 拡大・縮小:25〜400%(1%刻み)
  • 印刷コスト:モノクロ約1.8円/カラー約7.9円
  • サイズ:576×477×305mm/約20kg

弱点は大きさと重さ、それとカートリッジ式なのでインク代がエコタンクほど安くないことです。置き場所が確保できて、A3の過去問を数十枚単位で刷る予定があるならこれを選んでおけば後悔しません。

A4で足りてインク代を抑えたいなら|エプソン EP-M476T

A3を捨てる代わりに、ランニングコストと置きやすさを取る選択です。実勢価格は約2万6千円と最も安く、モノクロ約0.3円・カラー約0.8円はこの記事で挙げた中で断トツです。

  • 対応サイズ:A4まで(A3は印刷できません)
  • ADF:なし
  • 拡大・縮小:25〜400%(1%刻み)
  • 印刷コスト:モノクロ約0.3円/カラー約0.8円
  • サイズ:収納時375×347×179mm/約4.1kg

赤本をA4に拡大(141%)して解く分にはこれで足ります。A3が必要になるのは、本番の問題冊子がB4〜A3見開きの大学を受ける場合なので、志望校の過去問の実物を見てから決めても遅くありません。自動両面印刷には対応していない点だけ注意してください。

私が実際に使っている機種|エプソン EP-988A3

参考として、私が買って今も毎日使っている機種も載せておきます。この記事で書いた失敗はすべてこの機種でのものです。

  • A3:背面から手差しで1枚ずつ
  • ADF:なし
  • 拡大・縮小:25〜400%(1%刻み)
  • 印刷コスト:A4カラー約15円(増量インク使用時)
  • サイズ:収納時479×356×148mm/約8.5kg
  • 前面カセット:A4を最大100枚(2段)
  • 発売:2025年11月

名誉のために書いておくと、A4で使う分には不満はありません。薄くて棚に収まりますし、スマホからも刷れます。写真もきれいです。

この機種から付いた「A3・B4原稿の二つ折りコピー」も、知っておくと役に立ちます。原稿を読み取るガラス面はA4までしかないので、本来ならA3やB4の原稿はそのままコピーできません。二つ折りにして表と裏を2回に分けて読み取ることで、等倍でコピーできる仕組みです。

ただし刷るときはやはりA3の手差し1枚なので、枚数が増えると結局そこで詰まります。

私が失敗したのは、「A3対応」と「毎日は刷らないだろう」という2つの読み違いです。A3を本気で使うならブラザー、A4で割り切るならエコタンク機を選ぶべきでした。3万円台後半を出しているので、なおさらです。

予算に余裕があるなら|エプソン EW-M5610FT

A3ノビ対応でエコタンクという、この記事の条件をほぼ全部満たす機種です。私も買うときに最後まで迷いました。

  • A3:背面MPトレイに20枚/用紙カセット250枚(A4)
  • ADF:35枚
  • 拡大・縮小:25〜400%(1%刻み)
  • 印刷コスト:モノクロ約0.5円/カラー約1.0円
  • サイズ:幅498×奥行358×高さ245mm

ネックは約6万7千円という価格です。元が取れるのは約7,900枚からなので、受験の1年だけを考えるなら割に合いません。大学卒業まで使い倒す前提なら十分に選択肢に入ります。

よくある質問

大学受験にプリンターは本当に必要ですか?

必須ではありません。過去問を本に直接書き込まず、解き直しもしないなら無くても受験は乗り切れます。ただし過去問を複数回解く勉強法を取るなら、コピーは避けて通れません。コンビニで済ませるか自宅に置くかの違いです。

赤本は何%に拡大すればいいですか?

A5判の赤本を1ページずつA4にするなら141%、A3にするなら200%です。見開き2ページをまとめてA3に刷る場合は141%になります。赤本の解答用紙のページに拡大率の指定があれば、そちらを優先してください。

A3対応と書いてあれば安心ですか?

安心できません。A3を100枚セットできる機種も、1枚ずつ手で差し込む機種も、どちらも「A3対応」と表記されます。仕様表の給紙欄で最大枚数を確認してください。

高校受験・中学受験でも同じ選び方でいいですか?

基本の考え方は同じです。ただし中学受験・高校受験の過去問はB4やA3の見開きで出題される学校もあるので、A3の給紙枚数の重要度が上がります。志望校の過去問の実物を見てから、A4止まりの機種で足りるか判断してください。

プリンターは店舗とネットのどちらで買うべきですか?

ネットをおすすめします。本体が重く(A3機は20kg前後)、持ち帰るのが現実的ではないからです。配送で玄関まで届けてもらうほうが確実です。

まとめ

  • 「A3対応」は手差し1枚から100枚まで幅がある。仕様表の給紙欄で枚数を確認する
  • 赤本(A5)を1ページずつA4にするなら141%、A3にするなら200%。倍率は決まっているので感覚で刷らない
  • ADFがないと1ページごとにフタを開け閉めすることになる
  • 印刷代だけで本体代の元は取りにくい。買う理由は「深夜に刷れる」「往復時間が消える」
  • 週3回以上刷るならエコタンク。私はここを読み違えてカートリッジ式を選んだ
  • A3を数十枚刷るならブラザー MFC-J7110CDW、A4で割り切るならエプソン EP-M476T

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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