【駿台 夏期講習】レビュー 化学特講III(有機化学)難易度は?どんな人におすすめ?オーバーワーク?

【駿台 夏期講習】レビュー 化学特講III(有機化学)難易度は?どんな人におすすめ?オーバーワーク?

2024年7月30日

この記事では、駿台の夏期講習の講座「化学特講III (有機化学) 」のレビューをします ^^

この講座の難易度どんな人におすすめできるかテキスト構成について詳しく解説します。

 

 

50分×16 のハイグレード講座(HG)
(通常1日4コマを4日間)

担当講師  黒澤孝朋 (他にもいる)
おすすめ度 ★★★★★
難易度   ★★★★★

 

黒澤先生は有機化学の構造決定の教え方に定評があるイケメン超人気講師です。

先生は、単に解くのではなく速く解くことを重視しており、何をどのように考えるべきかを教えてくれます。

問題文の情報のまとめ方は非常に勉強になります。

 

難易度

東大、京大、東北大などの過去問の難しい構造決定問題を解説するので難易度は高いです。

 

おすすめなのはどんな人?

東大、京大、東工大、東北大など難しい構造決定問題が出題される大学を志望する人におすすめです。

構造決定を速く正確にできるようになりたい人構造決定の演習をたくさんしたい人(上記の大学を志望する人以外にとってはオーバーワークかもしれないことに注意)にもおすすめできます。

大学で化学を専攻する予定のやる気のある人。

 

テキスト

かなり分厚いです(約400ページ)。

・量が多すぎるのでテキスト全部に目を通すことは不可能だと思います。

・自分が必要だと思うところを重点的に勉強しましょう。

 

テキスト構成

第1章 有機化学の基礎
1.有機化合物
2.炭素の化学結合と有機分子の構造
3.分子式と不飽和度Iu
4.異性体

第2章 有機化合物の性質と反応
1.炭化水素
2.OやNを含む脂肪族化合物
3.芳香族化合物

第3章 有機化学のトレーニン
1.未知化合物の構造決定の手順
2.異性体を系統的にLIST UPするトレーニング
3.実験問題研究

付録
1.有機分子をつくる炭素の結合
2.有機化合物の性質、命名法

解答・解説
演習問題の解答
自習問題の解答・解説

 


各章、まとめとEXERCISES(練習問題)、演習問題から構成されている。

授業では、基本知識の説明と演習問題の解説が行われます。

時々受験に出る知識や理論混成軌道、光学異性体、ケト-エノール互変異性など)が載っています。

 

受験では普通出題されないような大学レベルの知識・理論(超共役、求電子付加反応、各反応機構など)も載っています。
(化学科に進む人には役立つが、受験ではオーバーワーク)

 

補足

大学レベルの知識、理論がテキストに載っているので理解しておくと、大学で有機化学を勉強する際に楽です。

テキストの内容は駿台文庫の参考書「原点からの化学 有機化学」と似ているので有機化学が大好きな人はこちらも購入し見比べてみるのもよいと思います。

 

その他

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こちらも見てください^^


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