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大学生がブログを書いたら、実際いくら稼げるんだろう?
ネットで「大学生 ブログ 稼ぐ」と検索すると、「月5万円も夢じゃない」「不労所得が手に入る」といった威勢のいい言葉がたくさん出てきます。ただ、その根拠になる管理画面の数字まで見せている記事は、ほとんどありません。
私は大学生になってから大学受験ブログを始め、2年以上運営しています。記事数は100本ほどで、直近16か月の検索流入はおよそ4万クリックです。それなりに読まれているほうだと思います。
その私が今、月にいくら稼いでいるか。答えは月3,000円ほどです。
この記事では、その3,000円の内訳を管理画面の数字で公開します。AdSenseの月別収益、アフィリエイトの承認額、1PVあたりの単価、そして収益が5分の1に落ちた事故の記録まで、私の管理画面にある数字をもとに書いています。夢のある話にはなりませんが、これから始める人がいちばん知りたいのはこの数字のはずです。
この記事でわかること
✅大学生のブログが実際にいくら稼げるのか(実額を全公開)
✅収益の内訳と、収益源ごとの単価の違い
✅目標金額を達成するのに必要なPV数の逆算方法
✅2年やってわかった「稼げない理由」5つ
✅AdSenseとアフィリエイトはどちらを先にやるべきか
✅大学受験ブログで勝てるキーワードの選び方
✅ブログの始め方と、最初に書くべき記事
この記事を書いた人
✅早稲田大学に在学中
✅大学受験の情報を発信するブログを2年以上運営(記事数100本ほど)
✅直近16か月の検索流入はおよそ4万クリック/80万表示
✅AdSenseの審査は開設1か月で通過
✅この記事の数字は自分の管理画面の実績です(金額・PVは丸めています)
結論:大学生のブログは「月3,000円」までなら現実的
先に結論だけ書きます。
- 月1,000〜3,000円:1〜2年きちんと続ければ、多くの人が届く現実的なライン
- 月1万円:月3万PVが必要。大学生活と両立しながらだとかなり厳しい
- 月10万円:月30万PV相当。ここから先は趣味ではなく事業です
私は100記事ほどを2年かけて書いて、いちばん調子がよかった月で約1.2万PV・5,000円ほどでした。記事を書く時間をアルバイトに充てたほうが、金額だけで見れば確実に多く稼げます。
それでも私がブログを続けているのは、お金以外に返ってくるものがあるからです。そのあたりは記事の後半で正直に書きます。まずは数字から見ていきましょう。
【全公開】大学受験ブログ2年目のリアルな収益

収益源は3つ。直近1年の合計は3万6千円ほど
私のブログの収入源は、Google AdSense(クリック型の広告)、もしもアフィリエイト(Amazonなどの物販)、A8.net(通信教育・塾の紹介)の3つです。直近1年ぶんの実績を並べるとこうなります。
| 収益源 | 集計期間 | 合計 | 月あたり |
|---|---|---|---|
| Google AdSense | 2025年8月〜2026年7月 | 約2万5千円 | 約2,100円 |
| A8.net(通信教育・塾) | 2025年8月〜2026年8月 | 約8千円 | 約700円 |
| もしもアフィリエイト(物販) | 2025年8月〜2026年8月 | 約3千円 | 約200円 |
| 合計 | 直近1年 | 約3万6千円 | 約3,000円 |
月3,000円ほど。時給1,200円のアルバイトなら2時間半ぶんです。記事を書くのにかけた時間は、控えめに見積もっても年間200時間を超えているので、時給に直すと200円を切るということになります。
これが「2年やって100記事書いた大学生ブログ」のリアルな水準です。
AdSenseの月別実績(19か月ぶん)

いちばん安定しているのがAdSenseです。ただし「安定」といっても、月ごとの振れ幅はかなりあります。2025年1月からの実績をそのまま出します。
| 月 | PV | 収益 |
|---|---|---|
| 2025年1月 | 約9,800 | 約2,200円 |
| 2025年2月 | 約3,900 | 約1,400円 |
| 2025年3月 | 約6,400 | 約2,000円 |
| 2025年4月 | 約4,100 | 約1,100円 |
| 2025年5月 | 約4,800 | 約1,600円 |
| 2025年6月 | 約3,300 | 約1,100円 |
| 2025年7月 | 約3,900 | 約1,300円 |
| 2025年8月 | 約7,900 | 約2,600円 |
| 2025年9月 | 約1.2万 | 約4,400円 |
| 2025年10月 | 約1.2万 | 約5,300円 |
| 2025年11月 | 約9,900 | 約3,300円 |
| 2025年12月 | 約1.2万 | 約2,800円 |
| 2026年1月 | 約3,800 | 約700円 |
| 2026年2月 | 約2,300 | 約700円 |
| 2026年3月 | 約2,800 | 約900円 |
| 2026年4月 | 約1,700 | 約500円 |
| 2026年5月 | 約3,300 | 約800円 |
| 2026年6月 | 約4,400 | 約1,400円 |
| 2026年7月 | 約5,000 | 約1,600円 |
この19か月の合計はおよそ3万6千円、月平均にすると1,900円ほどです。
いちばん稼いだ月と、いちばん稼げなかった月
最高が2025年10月の5,000円台、最低が2026年4月の500円弱。同じブログなのに10倍以上の差があります。
この差が生まれた理由は2つあります。ひとつは季節、もうひとつは事故です。どちらも大学受験ブログをやるなら必ず知っておくべきことなので、後半の「稼げない5つの理由」で詳しく書きます。
「いくら稼げるか」はPVから逆算できる
「ブログはいくら稼げるのか」という問いには、実は計算式があります。自分の目標金額が現実的かどうかは、始める前に見積もることができます。
このブログの単価は「1PVあたり0.3円ほど」
広告収入の効率を表す指標にRPM(1,000PVあたりの収益)というものがあります。
用語のかんたんな説明
PV(ページビュー)…ページが表示された回数。1人が3ページ読めば3PVです。
RPM…1,000PVあたりいくらになるか。ジャンルによって大きく違い、金融や転職は高く、学生向けは低めです。
EPC…アフィリエイトリンクが1回クリックされると平均いくらになるか。
私のブログのRPMは、19か月ぶんを通して計算すると300円ほどでした。つまり1PVあたり0.3円ほどです。
大学受験ブログの読者は高校生と大学生で、高価な商品を買う層ではありません。広告主が出す単価もそれに応じて低くなります。ジャンルを選んだ時点で、単価の上限はほぼ決まっているということです。
目標金額に必要なPVを計算してみる
RPM 300円で計算すると、こうなります。
| 目標(広告収入) | 必要な月間PV | 体感 |
|---|---|---|
| 月1,000円 | 約3,000PV | 半年〜1年で届く人が多い |
| 月3,000円 | 約1万PV | 私の調子がいい月がここ |
| 月5,000円 | 約1.7万PV | 100記事書いてもまだ届いていない |
| 月10,000円 | 約3.3万PV | 片手間では相当厳しい |
| 月50,000円 | 約17万PV | ほぼ専業のレベル |
私は2年で100記事ほどを書いて、調子のいい月で1.2万PVです。月1万円に必要な3万PVは、今の3倍近く。記事数で言えばあと200本以上、単純計算で4年ぶんということになります。
この数字を見て「思ったより厳しい」と感じたなら、その感覚は正しいです。ただし逆に言えば、月1,000円なら3,000PVほどで届きます。まずはそこを目標にするのが現実的です。
アフィリエイトは「1クリック数円」だった
広告より単価が高いと言われるアフィリエイトはどうでしょうか。私のもしもアフィリエイト(Amazonの参考書などを紹介する物販)の実績はこうです。
| 年 | 広告の表示回数 | クリック | 承認された報酬 |
|---|---|---|---|
| 2024年(8〜12月) | 約3.5万 | 約470 | 約1,600円 |
| 2025年 | 約10万 | 約1,600 | 約4,400円 |
| 2026年(1〜8月) | 約5万 | 約600 | 約1,700円 |
25か月の累計でおよそ7,600円、月あたり300円ほどです。直近1年のEPC(1クリックあたりの収益)は2円台でした。
一方で、A8.netで扱っている通信教育の「資料請求」は1件で数百円です。同じ1件の成果でも、参考書1冊の紹介料とは100倍以上の差があります。
ここが重要です
アフィリエイトは「何を紹介するか」で桁が変わります。私の場合、参考書を30個紹介した記事より、資料請求のリンクを1本だけ置いた記事のほうが稼いでいます。
紹介する商品を選ぶときは、1件あたりの報酬額を必ず先に確認してください。
もうひとつ知っておきたいのは、同じ商品・サービスでも、扱っているASP(広告主とブロガーを仲介する会社)によって報酬額や成果の条件が違うことがある点です。紹介したい商品が決まったら、どのASPに掲載されているかを横断検索できるアフィ探のようなサイトでまとめて調べ、条件のいいASPと提携すると手間が省けます。
大学生のブログが「稼げない」5つの理由(すべて実測)
ここからは、2年やって実際につまずいた場所を、データつきで5つ挙げます。これから始める人が同じ失敗をしないための章です。
①記事を増やしても、流入は増えない
ブログを始めると、まず「100記事書け」と言われます。私も素直に信じて書きました。結果はこうです。
| 記事 | 貼った商品リンクの数 | 16か月の検索クリック |
|---|---|---|
| 参考書まとめ記事 | 30本 | 0 |
| TOEIC参考書ルート | 42本 | 約180 |
| 模試の過去問について書いた記事 | 4本 | 約1.4万 |
いちばん手間をかけて商品を並べた記事が、2年近く経っても検索経由のクリック0です。逆に、リンクを4本しか貼っていない記事が1万クリック以上を稼いでいます。
記事の本数や作業量は、検索流入とほとんど関係がありません。関係があるのは「その検索キーワードで自分が勝てるかどうか」だけです。
②当たり記事2本で、全体の半分を占める
私のブログは100ページほどでおよそ4万クリックを集めていますが、内訳を見るとこうです。
- 1位の記事だけで全体の約3分の1
- 2位の記事で全体の約6分の1
- 上位2本だけで全体の50%
- 残りの100本弱で、残りの50%を分け合っている
ブログの収益は平均ではなく、当たりが出るかどうかで決まります。100本書いても当たりが1本もなければ、収益はほぼゼロのままです。
ここから導ける戦い方はひとつで、当たった記事を徹底的に伸ばすことです。新しい記事を10本書くより、すでに検索3ページ目まで来ている記事を1本リライトするほうが、はるかに効率がいいです。
③クリックはされても、買ってもらえない
もしもアフィリエイトの数字を1年前と比べたら、不思議なことが起きていました。
| 指標 | 2024年8月〜2025年8月 | 2025年8月〜2026年8月 |
|---|---|---|
| 広告の表示回数 | 約7万 | 約11万(+55%) |
| クリック | 約1,300 | 約1,400(+5%) |
| クリック後に買われた率 | 約7% | 約4% |
| 承認された報酬 | 約4,900円 | 約2,700円(ほぼ半減) |
露出は55%増えたのに、報酬は44%減っています。原因を調べたら、単純な話でした。紹介していた参考書が「去年の版」のまま放置されていたのです。
共通テストの予想問題集や赤本は、毎年新しい版が出ます。古い版のリンクを貼りっぱなしにしていると、読者がクリックした先は「新品の在庫なし・中古のみ・定価より高い」という状態です。それでは買われません。
受験ブログ特有の注意点
年度ごとに版が変わる商品(赤本・共通テストパック・予想問題集)を紹介する記事は、毎年8〜11月に最新版へ差し替える作業が必須です。これをサボると、いちばん売れる時期に「売り切れの本」を紹介し続けることになります。
④放置すると、勝手に壊れる
さきほどの月別の表で、2026年1月に収益が4分の1近くまで急落しているのが見えたと思います。これは順位が落ちたわけでも、Googleのアップデートでもありません。
入れていたプラグインが、広告の表示を壊していました。
ページの表示速度を上げるために「JavaScriptとCSSを結合・圧縮する」タイプの高速化プラグインを導入したところ、広告を表示するためのスクリプトまで巻き込まれて動かなくなっていたのです。
| 時期 | PV | 収益 |
|---|---|---|
| 2025年12月(事故の直前) | 約1.2万 | 約2,800円 |
| 2026年1月(発生) | 約3,800 | 約700円 |
| 2026年4月(最悪期) | 約1,700 | 約500円 |
| 2026年7月(プラグイン削除後) | 約5,000 | 約1,600円 |
原因に気づくまで5か月かかりました。逃した収益は1万円近くになるはずです。1年ぶんの物販収入が丸ごと消えた計算になります。
これから始める人へ
「高速化」をうたうプラグインのうち、JS・CSSの結合/圧縮/遅延読み込みの機能を持つものは、広告やアフィリエイトの表示を壊すことがあります。入れたあとは必ず、自分のページを実際に開いて広告が出ているか確認してください。
純粋なページキャッシュ(静的なHTMLを保存するだけのもの)は、同じ問題を起こしません。
⑤受験ブログは、季節で3倍動く
月別の表をもう一度見てください。2025年6月は3,300PVほど、10月は1.2万PVです。同じブログで3倍以上の差があります。
- 9〜1月:模試・共通テスト・出願でピーク。1年の収益の大半がここに集中します
- 2〜3月:入試本番と合格発表。大学生活に関する記事はここが年間ピークです
- 5〜7月:受験生がまだ本気になっていない時期。1年の底です
記事を書いてからGoogleに評価されるまでには2〜3か月かかります。つまり9月のピークに間に合わせたいなら、6〜7月には書き終えていないといけないということです。
「ヒマな夏休みに書いて、秋に回収する」。受験ブログはこのリズムで回すのがいちばん効率的でした。
AdSenseとアフィリエイト、どっちを先にやるべき?
ブログの収益化で最初に迷うのがここだと思います。結論から言うと両方やるべきで、順番としてはAdSenseを先に通しておくのがおすすめです。
2つの違いを整理する
| Google AdSense | アフィリエイト | |
|---|---|---|
| 報酬の発生 | 広告が表示・クリックされたとき | 商品が買われた/申し込まれたとき |
| 1件の単価 | 数円〜数十円 | 数十円〜数千円 |
| 審査 | あり(Googleの審査) | ASPごとに登録。物販系は審査がゆるい |
| 記事の書き方 | 何を書いても収益になる | 商品を紹介する記事でないと発生しない |
| 安定性 | PVに比例するので読みやすい | 月によってゼロもある |
| 私の実績(直近1年) | 約2万5千円 | 約1万1千円 |
私のブログではAdSenseが収益の約7割です。ただしこれは「受験ブログだから」という事情が大きく、高単価な商品を扱えるジャンルならアフィリエイトのほうが圧倒的に有利です。
AdSenseを先にやるべき理由
理由はシンプルで、審査に受かるかどうかが早めにわかるからです。
AdSenseには審査があり、内容が薄いサイトや規約に触れるサイトは通りません。何十本も記事を書いたあとに「審査に通らないサイトだった」と気づくより、早い段階で判定をもらっておいたほうが安全です。
また、AdSenseはどんな記事でも収益になるのが強みです。アフィリエイトは商品を紹介する記事でないと1円にもなりませんが、AdSenseなら体験談でも日記でも、読まれれば収益が発生します。最初のモチベーションを保つうえでも効きます。
「アフィリエイトリンクがあると審査に落ちる」は本当か
よくある心配ですが、私の場合はアフィリエイトリンクを貼ったまま、開設1か月で審査に通りました。
申請したときのブログの状態はこうです。
- 記事数は10本ほど。ただし1本あたり3,000字前後で、中身は自分の受験体験
- Amazonの参考書リンクは普通に貼ったまま
- プロフィール・お問い合わせ・プライバシーポリシーの3ページは用意した
- 他サイトからのコピーは一切なし
Googleが見ているのは「リンクがあるかどうか」ではなく、そのページが読者にとって価値のある独自の内容かどうかです。自分で体験したことを自分の言葉で書いていれば、リンクの有無はそこまで問題になりません。
審査前にやっておくこと
✅プライバシーポリシー・お問い合わせフォーム・運営者プロフィールを設置する
✅記事は本数より中身。3,000字前後の「自分にしか書けない記事」を5〜10本
✅他サイトの文章をコピーしない(引用するなら出典を明示する)
✅アダルト・医療・投資など、規約に触れやすいテーマを扱わない
結論:両方貼ってかまわない
AdSenseとアフィリエイトは併用できますし、併用しているブログのほうが普通です。実際に私も、同じ記事の中にAdSenseの広告ともしもアフィリエイトのリンクを両方置いています。
ただし1つの記事に広告を詰め込みすぎると、読みにくくなって読者が離れます。私の感覚では、見出しの区切りごとに1つ、記事の途中で読者が「次にやること」を探すタイミングに1つ、くらいが限界です。
大学受験ブログで勝てるキーワードの選び方
ここがこの記事でいちばん役に立つ部分かもしれません。2年ぶんのSearch Consoleのデータを見て、何で勝てて何で負けたかがはっきりしたので共有します。

ビッグワードは、2年やっても勝てない
私は通信教育の名前を使った「〇〇 高校生 評判」という検索ワードで1位を取ろうとして、同じ記事を何度もリライトしました。結果は30位台。2年かけても2ページ目にすら入れていません。
この手のキーワードは、大手の比較サイトや塾の公式サイトがすでに占有しています。個人のブログが正面から殴りに行っても、まず勝てません。
勝てるのは「固有名詞 × 具体的な悩み」
同じ記事でも、切り口を細かくしたキーワードでは1〜4位が取れていました。
| 検索ワード | 私の順位 |
|---|---|
| 〇〇(通信教育名) 高校生 評判 | 30位台 |
| 〇〇 △△(講座名) 評判 | 3位前後 |
| 〇〇 共通テスト対策講座 評判 | 3位前後 |
| 〇〇 地理 共通テスト 難しい | 1〜2位 |
違いは具体性だけです。サービス名だけではなく「その中の特定の講座」、「評判」ではなく「地理が難しいかどうか」。ここまで絞ると、書けるのは実際に受講した人だけになります。だから勝てます。
キーワード選びの原則
❌「大学受験 勉強法」「おすすめ参考書」「塾 比較」…企業に勝てません
⭕「〇〇模試 △△(科目) 平均点」「〇〇の講座 実際どうだった」「〇〇大学 △学部 入試 変更点」
判断基準はひとつ。「これは自分が体験したから書けることか?」。答えがNOなら、そのキーワードは書かないほうがいいです。
最大の鉱脈は「〇〇 ブログ」という検索
これは完全に想定外だったのですが、私のブログでいちばん効率よくクリックを集めているのは「〇〇 ブログ」という形の検索でした。
| 検索ワード | 私の順位 |
|---|---|
| 〇〇予備校 浪人 ブログ | 7位前後 |
| 〇〇大学オープン模試 ブログ | 4位前後 |
| 〇〇(講座名) ブログ | 9位前後 |
| 〇〇予備校 冬期講習 ブログ | 7位前後 |
ここで検索している人は、ブログの作り方を知りたいのではありません。「実際にその予備校で浪人した人の体験談を読みたい」「その模試を受けた人の感想が知りたい」と思って、わざわざ「ブログ」という語を足しているのです。
公式サイトでも塾のページでもなく、一個人の本音が読みたいという需要がはっきり存在しています。そしてこれは、個人ブログにしか書けない領域です。
大学受験ブログを始めるなら、狙うべきはここです。「自分が受けた模試」「自分が取った講座」「自分が通った予備校」について、点数も失敗も含めて具体的に書く。それが検索でいちばん強い記事になります。
順位ごとに、どれくらいクリックされるのか
「検索で上位に入る」といっても、順位によってクリックされる率は大きく違います。私のブログで実測した数字がこれです。
| 順位 | クリック率 | 100回表示されたら |
|---|---|---|
| 1位 | 約20% | 約20クリック |
| 2位 | 約17% | 約17クリック |
| 3位 | 約8% | 約8クリック |
| 5位 | 約4% | 約4クリック |
| 8位 | 約1% | 約1クリック |
| 10位 | 1%未満 | ほぼ0 |
注目すべきは1位と3位で2倍以上、1位と10位では数十倍の差があることです。「1ページ目に入った」だけではほとんど意味がなく、実質的には3位以内に入らないとアクセスにならないのが現実です。
だからこそ、①で書いたとおり「勝てるキーワードだけを選ぶ」ことが決定的に重要になります。
それでも大学生がブログをやる価値はある
ここまで厳しい数字ばかり並べてきました。時給180円と聞いて「やる意味ないじゃん」と思った人もいると思います。
それでも私が続けているのは、お金以外に返ってきたものが大きかったからです。
就活で「数字で語れる経験」になる
これが想像以上に効きました。
「サークルで副代表をやっていました」と言う学生は何万人もいますが、「自分でメディアを立ち上げて、2年で延べ数万人に読まれました。収益はいくらで、改善のためにこういう分析をしました」と言える学生はほとんどいません。
しかもブログは、成果がすべて数字で残ります。
- 何人に読まれたか(PV・セッション)
- どんな人が来ているか(検索ワード・デバイス・年齢層)
- どの施策で何%改善したか(リライト前後の順位・クリック率)
Webマーケティング、広告代理店、事業会社のマーケ職を志望するなら、これはそのまま実務経験として話せます。実際に触っているツール(Google Analytics・Search Console)も、企業で使われているものと同じです。
文章を「読まれる形」に整える力がつく

ブログの文章は、レポートとは求められるものが違います。読者は少しでも読みにくいと思ったらすぐ離脱するので、結論を先に書く・1文を短くする・見出しだけ読んでも意味が通るようにするといった訓練が自然に入ります。
これはエントリーシートや面接、ゼミの発表でそのまま役に立ちます。「で、結局何が言いたいの?」と言われなくなります。
受験生の役に立てる

「この模試の平均点はどれくらいだったのか」「この講座は取る価値があったのか」。受験生が本当に知りたいことは、公式サイトには書いてありません。
私の記事にも、月に何百人という単位で受験生が来ます。自分が受験生のときに知りたかったことを書いておけば、確実に誰かの役に立ちます。これは数字にはなりませんが、続ける理由としてはいちばん強いです。
ネットの仕組みが「内側から」わかるようになる

自分でブログを運営すると、普段見ている記事の裏側が全部わかるようになります。
- 「おすすめ10選」の記事が、なぜどのサイトも同じ商品を1位にしているのか
- 検索結果の上位が、なぜ企業のサイトばかりなのか
- 無料の比較サイトが、どこからお金をもらって運営されているのか
これを知っていると、情報を受け取る側としても強くなります。ネットの記事を鵜呑みにしなくなるのは、それだけで一生ものの感覚です。
一度伸びた記事は、書かなくても読まれ続ける
私がいちばん稼いでいる記事は、書いたのは1年以上前です。それ以降ほとんど手を入れていませんが、今も毎月コンスタントに読まれています。
アルバイトは、働くのをやめた瞬間に収入がゼロになります。ブログは、当たる記事が1本できれば放っておいても読まれ続けます。金額は小さくても、この性質はアルバイトには絶対にないものです。
ただし前述のとおり、放置すると壊れます。完全な不労所得ではなく、年に数回のメンテナンスは必要だと思っておいてください。
始める前に知っておくべきデメリット
記事1本に3〜6時間かかる

キーワードを調べ、構成を考え、3,000字書き、画像を用意し、内部リンクを整える。私の場合、ちゃんとした記事1本で3〜6時間かかります。
ChatGPTなどのAIを使えば下書きは速くなりますが、検索で勝てるのは「自分しか知らないこと」を書いた記事です。そしてそれは、AIには書けません。結局のところ、自分の頭から絞り出す時間は減らせません。
テスト期間や就活の時期には、まず間違いなく更新が止まります。それを前提にスケジュールを組んだほうがいいです。
お金と健康のテーマ(YMYL)には手を出さない
YMYL(Your Money or Your Life)とは、Googleが「読者のお金や人生に重大な影響を与える」と判断しているテーマのことです。医療・健康、投資・税金・ローン、法律、安全に関する情報などが該当します。
この分野では、Googleは専門家や公的機関のサイトを極端に優遇します。個人ブログがどれだけ丁寧に書いても、検索上位にはまず入れません。
大学受験ブログは基本的にYMYLから外れますが、「奨学金」「教育ローン」「学生向けクレジットカード」あたりはお金の話に踏み込むので、勝ちにくくなります。書くなら「制度の解説」ではなく「自分が実際に申請した記録」として書くほうが読まれます。
最初の半年はほぼ無風
記事を公開しても、最初の数か月はアクセスがほとんどありません。Googleに評価されるまでに時間がかかるからです。
「毎日更新しているのに1日5PV」という時期が必ず来ます。ここで大半の人がやめます。「稼ぐこと」だけが目的だと、この期間はまず耐えられません。
逆に「自分の受験の記録を残しておきたい」「後輩に伝えたいことがある」という動機があると、アクセスがなくても書けます。私もそれで続きました。
大学受験ブログの始め方(最短ルート)
ここまで読んで「それでもやってみたい」と思った人向けに、私が実際にやった手順をまとめます。作業自体は30分ほどで終わります。
①テーマを決める(いちばん重要)
作業に入る前に、これを決めてください。ここを間違えると、あとで何をやっても取り返せません。
大学受験ブログなら、テーマは自分が実際に体験したことの中から選ぶのが鉄則です。
- 受けた模試(駿台・河合・東進・大学別模試)の難易度や平均点
- 受講した講座・通信教育・予備校の中身と、取ってよかったかどうか
- 自分の受けた大学・学部の入試のクセ、過去問の使い方
- 浪人生活、宅浪、併願の組み方など、自分が実際に通った道
「大学受験の勉強法まとめ」のような大きなテーマは避けてください。前の章で書いたとおり、企業には勝てません。
②無料ブログではなくWordPressにする
収益化したいなら、ここは迷う必要がありません。WordPress一択です。
| 無料ブログ(はてな・note等) | WordPress | |
|---|---|---|
| 費用 | 0円 | 月1,000円前後 |
| 広告 | 運営側の広告が入る/制限あり | 自由に貼れる |
| AdSense | サービスによっては不可 | 可能 |
| デザイン | 制限あり | 自由 |
| サービス終了リスク | あり(記事ごと消える) | 自分の資産として残る |
無料ブログは、運営会社がサービスを終了したら記事が全部消えます。AdSenseが使えないサービスもあります。月1,000円を惜しんで収益化の道を閉ざすのは、いちばんもったいない選択です。
③レンタルサーバーを契約する
WordPressでブログを作るには、レンタルサーバー(インターネット上にブログを置いておく場所)が必要です。
用語のかんたんな説明
レンタルサーバー…ブログのデータを置いておく土地のようなもの。月額制で借ります。
ドメイン…ブログの住所(このサイトなら zyuken-daigaku-seikatsu.com)。通常は別料金ですが、サーバーによっては無料でもらえます。
WordPress…ブログを作るためのソフト。無料です。
私が使っているのはConoHa WINGです。このブログも開設時からずっとConoHa WINGで運営しています。選んだ理由は3つです。
- 表示速度が速い…ページの読み込みが遅いと読者は離脱します。検索順位にも影響します
- 「WordPressかんたんセットアップ」がある…サーバー契約・ドメイン取得・WordPressのインストールが申し込みの流れの中で全部終わります。初心者がつまずく工程がまるごと省けます
- 独自ドメインが無料でついてくる…通常は年1,000円前後かかるドメイン代が不要になります
私が始めたときは、申し込みからWordPressの管理画面に入るまで10分ほどでした。難しい設定は何もありません。
下のボタンから公式サイトに移動して、料金プランや最新のキャンペーンを確認してみてください。
申し込みの流れはこうです。
- プランを選ぶ…個人ブログなら「ベーシック」で十分です。契約期間は長いほど月額が安くなります
- 「WordPressかんたんセットアップ」を利用するを選ぶ…ここが重要です。これを選ばないと、あとで自分でWordPressを入れる作業が発生します
- ドメイン名を決める…あとから変更できないので慎重に。ブログの内容がわかる英数字にしておくと無難です
- WordPressのユーザー名とパスワードを決める…ログインに使うので必ずメモしてください
- テーマを選ぶ…無料の「Cocoon」で十分です。このブログもCocoonを使っています
- お客様情報と支払い方法を入力して完了
これで自分のブログが完成します。あとは管理画面にログインして記事を書くだけです。
④最初に書くべき3記事
ブログができたら、まずこの3本を書いてください。AdSenseの審査にも必要になります。
- 運営者プロフィール…どの大学の何年生で、どんな受験をしたのか。読者が「この人の話なら聞く価値がある」と判断する材料になります
- 自分の受験体験記…模試の点数、志望校の決め方、失敗したことまで具体的に。前の章で書いた「〇〇 ブログ」需要に直撃します
- 受けた模試・講座のレビュー…難易度、平均点、取ってよかったか。あなたにしか書けない記事であり、収益にもつながりやすい記事です
加えて、プライバシーポリシーとお問い合わせフォームのページも作っておいてください。AdSenseの審査で見られます。
よくある質問
大学生がブログで月5万円稼ぐのは可能ですか?
広告収入だけで達成するなら月15万PV以上が必要で、大学生活と両立しながらでは現実的ではありません。ただし高単価なアフィリエイト案件(1件数千円のもの)を扱えるジャンルなら、PVが少なくても届く可能性はあります。大学受験ブログでは、まず無理です。
何記事書けば収益が出ますか?
記事数は関係ありません。私のブログでは100記事ほどのうち、上位2本で流入の半分を占めています。「勝てるキーワードで書いた記事が1本あるか」がすべてです。10記事でも当たれば収益は出ますし、100記事書いても当たりがなければゼロです。
初期費用はいくらかかりますか?
レンタルサーバー代だけです。月1,000円前後で、契約期間を長くすればもっと安くなります。テーマ(Cocoon)もWordPressも無料なので、それ以外はかかりません。私は月1,000円ほどで運営しています。
収支で見ると赤字になりませんか?
私の場合、月の収益が3,000円ほど、サーバー代が1,000円ほどなので黒字です。ただし最初の半年はアクセスがほぼないので、その間は確実に赤字です。半年ぶん(6,000円程度)は先行投資だと思っておいてください。
確定申告は必要ですか?
学生でアルバイト等の給与所得がある場合、ブログの所得(収入からサーバー代などの経費を引いた額)が年20万円を超えると確定申告が必要になります。また、扶養に関わる基準は別なので、収益が大きくなってきたら家族と相談してください。月3,000円のレベルなら、まず気にする必要はありません。
大学受験ブログは、もう飽和していませんか?
「大学受験 勉強法」のような大きなテーマは完全に飽和しています。ただし「〇〇大学 △△学部 の過去問」「〇〇模試 今年の難易度」のような具体的なテーマは、体験した本人しか書けないので常に空いています。あなたが受けた模試と講座の組み合わせは、あなただけのものです。
匿名で書いても大丈夫ですか?
問題ありません。私も本名は出していません。ただし「どの大学の何年生か」「どんな受験をしたのか」は書いてください。読者が記事を信頼するかどうかはそこで決まります。実名かどうかより、経験の具体性のほうがずっと重要です。
まとめ
2年間の実績をまとめると、こうなります。
- 大学受験ブログ100記事ほど、直近1年の収益は3万6千円ほど(月3,000円ほど)
- 1PVあたりの単価は0.3円ほど。月1万円には月3万PVが必要
- 記事数は関係ない。上位2本で流入の50%
- 勝てるのは「固有名詞 × 具体的な悩み」。ビッグワードは2年やっても30位台
- 最大の鉱脈は「〇〇 ブログ」=体験談を読みたい需要
- 放置すると壊れる。年に数回のメンテナンスは必須
お金だけを目的にするなら、正直アルバイトのほうが効率がいいです。それでも、自分の受験の記録が誰かの役に立ち、それが数字で見えるという体験は、ほかではなかなか得られません。就活で話せるネタとしても強いです。
もしやってみるなら、まずは自分が受けた模試のレビューを1本書いてみてください。それが読まれたら、続ける理由は自然に見つかります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事の情報が役に立てば幸いです。
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